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SEOとリスティング広告の違いとは?Web集客での使い分けと併用術

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  • SEOとリスティング広告の違いってなに?
  • それぞれの特徴や使い分けについてくわしく知りたい
  • 効率的なWeb集客を実現する併用方法を知りたい

こんな悩みにお答えします。

Web集客は現代ビジネスにおいて不可欠な要素です。数あるWeb広告の中から自社に最適な手法を選ぶことは、事業を成功させるために欠かせません。

本記事では、Web集客の代表的な手法であるSEOとリスティング広告に焦点を当て、その違いや効果的な使い分け、さらには併用による相乗効果をわかりやすく解説します。

具体的には、以下の内容について解説します。

  • SEOとリスティング広告の基礎知識について
  • SEOとリスティング広告の6つの違い
  • SEOとリスティング広告の最適な使い分け方
  • SEOとリスティング広告の併用で得られる3つの相乗効果
  • SEOとリスティング広告で知っておきたい注意点

この記事を読み終える頃には、あなたのビジネスに最適なWeb集客戦略を立てられるようになるでしょう。

ぜひ最後までお読みいただき、Web集客の課題解決にお役立てくださいね。

目次

SEOとは『検索エンジンで上位表示を目指すWeb集客の基本』

SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」を意味します。WebサイトをGoogleなどの検索エンジンの検索結果で上位に表示させるための対策を指します。

SEO対策とは、検索ユーザーが求める質の高い記事を作成し、Webサイトの評価を高めることで、広告費をかけずに安定した集客を目指すWebマーケティング手法です。

SEO対策によりWebサイトが上位表示されることで、多くのユーザーにWebサイトを訪れてもらうことが可能になり、会社の信頼性やブランド力の向上にもつながります。

SEOは即効性には欠けますが、長期的に見れば費用対効果が高いことが特徴です。資産性も高く、一度上位表示されれば継続的なアクセスが期待できます。

リスティング広告とは『検索結果に有料でWebサイトを表示させる手法』

一方で、リスティング広告とは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードを検索した際に、その検索結果画面の上部や下部に「広告」や「スポンサー」といった表記とともに表示されるWeb広告の一種です。

検索されたキーワードに連動して広告が表示されるため、『検索連動型広告』とも呼ばれています。

リスティング広告の費用はクリック課金制で、広告がクリックされるたびに料金が発生する仕組みです。画像や動画ではなくテキスト形式の広告文が特徴で、ユーザーを特定のWebサイトに誘導します。

Webサイトを作ったばかりでもすぐに集客を開始できる即効性や、ターゲットを細かく設定できる点がリスティング広告の大きなメリットです。

【項目別】SEOとリスティング広告の6つの違いとは?

では、SEOとリスティング広告にはどのような違いがあるのでしょうか。

どちらも検索エンジンを利用したWeb集客の手法ですが、その仕組みや特性には多くの違いがあります。

主な違いは以下の6つです。

  • 表示されるまでのスピードの速さ
  • Webサイトへの集客にかかる費用
  • ユーザーからのクリック率
  • 検索結果の表示順位をコントロールできるか
  • ユーザーからの信頼性の高さ
  • アプローチできるターゲット層の範囲

表にまとめると、以下のとおりです。

 SEOリスティング広告
①スピード(即効性)低い高い
②費用(コスト)無料有料
③クリック率高い低い
④表示順位のコントロールできないできる
⑤ユーザーからの信頼度高い低い
⑥ターゲット層の範囲顕在層・潜在層顕在層

それぞれの特性を理解することは、効果的なWeb集客戦略を立てるうえで非常に重要です。

ここではそれぞれの違いについて、くわしく比較していきます。

①表示されるまでのスピードの速さ

SEOとリスティング広告の大きな違いの一つは、施策の効果が現れるまでのスピードです。

リスティング広告は、広告の審査が完了すれば最短で即日から広告を配信できます。そのため、すぐにWebサイトへユーザーを誘導したい場合や、短期間で成果を出したい場合に非常に有効な手段といえるでしょう。

一方、SEO対策は、Webサイトの改善を重ねて検索エンジンから評価されるまでに時間がかかります。一般的に、効果を実感できるようになるまでには数週間から数ヵ月、場合によっては半年以上かかることも珍しくありません。

即効性を求めるならリスティング広告中長期的な視点で取り組むならSEOという使い分けをしましょう。

②Webサイトへの集客にかかる費用

Webサイトへの集客にかかる費用も、SEOとリスティング広告の大きな違いの一つです。

リスティング広告は、広告がクリックされるたびに費用が発生するクリック課金制を採用しています。そのため、広告の表示回数が増えるほどクリックされる機会も増え、それに伴って広告費用も増える仕組みです。代理店に運用を依頼する場合は、一般的に広告費の20%程度の手数料がかかります。

一方、SEO対策自体に直接的な広告費はかかりません。しかし、Webサイトのコンテンツ作成や内部対策、外部対策など、多岐にわたる施策を実施するには、専門知識を持った人材の人件費や、外部コンサルタントへの費用が必要になる場合があります。

リスティング広告とは異なり、一度上位表示されれば、その後は低い運用費で継続的に集客できるのがSEOの強みです。

③ユーザーからのクリック率

ユーザーからのクリック率も、SEOとリスティング広告の間に見られる違いです。

一般的には下図のように、SEOによって検索結果の上位に表示されたWebサイトの方が、リスティング広告よりもクリック率が高い傾向にあります。なお、下図は海外のデータであり、日本国内でのリスティング広告におけるクリック率はさらに下がると言われています。

理由としては、ユーザーが「広告」と表示されたコンテンツに対して、営業的な意図を感じ取ることがあるためです。「あ、広告って書いてる。何か売りつけられるのかな?違うサイトを見ようかな」といった具合に。

一方で、自然な検索結果として上位表示されているWebサイトは、ユーザーにとって信頼性が高く、純粋な情報源として認識されやすい傾向があります。

とはいえ、リスティング広告も検索結果の目立つ位置に表示されるため、多くのユーザーの目に留まりやすいというメリットはあります。

④検索結果の表示順位をコントロールできるか

検索結果の表示順位をコントロールできるかどうかも、SEOとリスティング広告の大きな違いです。

リスティング広告は、以下のような要素を調整することで、検索結果における表示順位をある程度コントロールできます。

  • 広告費
  • 入札単価
  • 広告の品質スコア

予算を多く投じれば、検索結果の上位に広告を表示させやすくなるため、短期的なプロモーションに適しています。

一方、SEOは検索エンジンのアルゴリズムに基づいて順位が決まるため、企業側で表示順位を直接コントロールすることはできません。あくまで検索エンジンに評価される質の高いWebサイトを作ることで、上位表示を目指すものです。

Googleなどの検索エンジンは、最適な情報を提供するために常にアルゴリズムを改善しているため、SEOは継続的な対策と改善が不可欠です。

⑤ユーザーからの信頼性の高さ

ユーザーからの信頼性の高さも、SEOとリスティング広告の違いを比較するうえで重要なポイントです。

SEOとリスティング広告のクリック率の違いにも共通しますが、SEOによって自然に検索結果の上位に表示されるWebサイトは、ユーザーから高い信頼を得やすい傾向があります。

なぜなら、検索エンジンが品質の高い情報源として評価した結果であるとユーザーが認識するためです。

一方、リスティング広告は「広告」というラベルが表示されるため、一部のユーザーには信頼性が低いと判断される可能性があります。しかし、広告の内容がユーザーの検索意図に合致しており、質の高い情報やサービスを提供していれば、そのネガティブな影響を軽減することも可能です。

これらを踏まえ、ブランディングを重視する場合はSEOが優位と言えるでしょう。

⑥アプローチできるターゲット層の範囲

アプローチできるターゲット層の範囲も、SEOとリスティング広告で違いがあります。

リスティング広告は、特定のキーワードを検索している購買意欲の高い「顕在層」にピンポイントでアプローチすることを得意としています。

たとえば、「〇〇(商品名) 購入」といった具体的なキーワードで検索しているユーザーは、今すぐにでも商品やサービスを購入したいと考えている可能性が高いからです。

一方でSEOは、まだ商品やサービスを知らない「潜在層」から、情報収集をしている「準顕在層」、そして購買意欲の高い「顕在層」まで、幅広いターゲット層にアプローチできる強みがあります。

たとえば、ネットで「快適な睡眠」と検索しているユーザーは、まだ具体的な商品を探しているわけではありませんが、将来的に寝具の購入につながる可能性があるからです。

【目的別】SEOとリスティング広告の最適な使い分け方

お伝えしたように、SEOとリスティング広告はそれぞれ異なる強みを持っています。

そのため、自社のWeb集客の目的や状況に応じて使い分けることが重要です。

ここでは、それぞれの活用が向いているケースを具体的に解説していきます。

リスティング広告の活用が向いているケース

リスティング広告の活用が向いているのは、以下のようなケースです。

まず、新商品やキャンペーンなど、短期間でWebサイトへの集客を増やし、すぐに成果を出したい場合に効果的です。広告の出稿から表示までが早いため、即効性が期待できるのです。

次に、特定のターゲット層に絞ってアプローチしたい場合にも有効です。たとえば、特定の地域に住むユーザーや、特定の時間帯に検索しているユーザーなど、細かくターゲティングを設定できるからです。

また、商品単価が高く、クリック単価が高騰しても費用対効果が見込める商材や、競合が多い業界で短期間で露出を増やしたい場合にも、リスティング広告は有効な手段となります。

Webサイトを立ち上げたばかりで、まだSEOによる流入が見込めない時期の初期集客としてもリスティング広告は活用できます。

SEO対策の実施が向いているケース

SEO対策の実施が向いているのは、中長期的な視点で安定したWebサイトへの集客を目指すケースです。

一度検索上位を獲得すれば、広告費をかけずに継続的にアクセスが見込めるからです。

特に、インターネットでじっくりと情報収集や比較検討を行う商品やサービスを提供している企業にとって、SEOは強力な集客手段となります。

たとえば、住宅や保険、高額な専門サービスなどは、ユーザーが多くの情報を求めるため、質の高いコンテンツを提供するSEO対策が効果を発揮しやすいでしょう。

また、Webサイトや企業そのものの信頼性を高め、ブランディングを強化したい場合にもSEOは有効です。ユーザーは自然検索の結果を信頼する傾向があるため、上位表示されることで企業イメージの向上にもつながるのです。

SEOとリスティング広告の併用で得られる3つの相乗効果

SEOとリスティング広告は単独で活用するだけでなく、併用することでさらに大きな相乗効果を生み出します。

それぞれのデメリットを補い合い、メリットを最大化することで、より効率的で強力なWeb集客が可能となるのです。

ここでは、併用によって得られる3つの主な相乗効果について解説します。

  • 広告データから効果的なSEOキーワードを発見できる
  • 検索結果画面での露出を増やしクリックの機会を最大化する
  • SEOで対策しきれないキーワードを広告で補完する

それぞれ順にチェックしていきましょう。

①広告データから効果的なSEOキーワードを発見できる

リスティング広告を運用することで得られるデータは、SEO対策において非常に価値のある情報源となります。

具体的には、広告のクリック率やコンバージョン率が高いキーワードは、ユーザーの検索意図とニーズが明確であり、購買につながりやすい『効果的なSEOキーワード』として特定できるからです。

これにより、感覚に頼るのではなく、データに基づいた効率的なキーワード選定ができるようになります。

広告で効果を検証したキーワードをSEO対策に活かすことで、無駄なリソースを削減し、より成果につながるコンテンツ作成に集中できるでしょう。これはWebマーケティング戦略全体の精度を高めることにもつながります。

②検索結果画面での露出を増やしクリックの機会を最大化する

SEOとリスティング広告を併用することで、検索結果画面におけるWebサイトの露出を大幅に増やすことができ、結果としてユーザーからのクリック機会を最大化できます。

検索結果の上部にリスティング広告、その下に自然検索の結果としてWebサイトが表示されれば、ユーザーの目に留まる可能性が格段に高まるからです。

例えるなら、ショッピングモールで複数の看板を出すようなものです。

ユーザーが同じキーワードで検索した際、広告と自然検索の両方で自社の情報が表示されることで、企業やブランドの認知度向上にもつながります。

また、『MEO(マップエンジン最適化)』も併用すれば、地域ビジネスにおいてはさらなる相乗効果が期待できます。

③SEOで対策しきれないキーワードを広告で補完する

SEO対策では、競合が激しいキーワードや、まだWebサイトの評価が低く上位表示が難しいキーワードも存在します。

このような場合、リスティング広告を活用することで、SEOで対策しきれないキーワードの集客を補完できます。

リスティング広告は即効性があるため、SEOの成果が出るまでの期間や、特定のイベント期間など、一時的に集客を強化したいキーワードに対して柔軟に対応できるからです。これにより、機会損失を防ぎつつ、Webサイト全体の集客力を維持・向上させられます。

SEOとリスティング広告の併用は、互いの弱点を補い合い、より盤石なWeb集客体制を築くための強力な組み合わせと言えるでしょう。

SEOとリスティング広告で知っておきたい注意点

SEOとリスティング広告はどちらも強力なWeb集客ツールですが、それぞれに注意すべき点があります。

これらの注意点を理解せずに運用すると、期待通りの効果が得られないだけでなく、無駄なコストが発生する可能性もあります。

ここでは、両者を利用する際に特に知っておきたい注意点について3つ解説します。

【SEO】AI Overviewによる流入減少の懸念

近年、Google検索に導入された「AI Overview(AIによる概要)」機能は、SEOによるWebサイトへの流入減少に影響を与える懸念があります。

AI Overviewは、ユーザーの検索クエリに対してAIがWeb上の情報を要約して検索結果の最上部に表示する新機能です。これにより、ユーザーはWebサイトをクリックしなくても、検索結果の画面上で必要な情報を得られる可能性が高まるからです。

実際に、2025年3月以降、AI Overviewの影響で自然検索からの流入が減少したと感じるマーケティング担当者が約6割に上るという調査結果も出ています。

参考:PR TIMES『【調査】AI Overviewsの影響が鮮明に。国内マーケターの6割が「自然検索流入減」を実感、9割がSEO戦略見直しへ』

Webサイト運営者は、AI Overviewに対応し、ユーザーがクリックしたくなるような質の高いコンテンツ作りや、独自のデータ・一次情報の活用など、さらなるSEO戦略の見直しが必要になるでしょう。

【リスティング広告】専門的なノウハウが必要

リスティング広告を効果的に運用するためには、専門的なノウハウが不可欠です。

なぜなら、単に広告を出稿するだけでなく、必要な作業は以下のように多岐に渡り、高度な知識と経験が求められるからです。

  • キーワード選定
  • 広告文の作成
  • 入札戦略
  • ターゲティング設定
  • 配信後の効果測定
  • 改善サイクルの実施

たとえば、効果的な広告文を作成するには、ターゲットユーザーの心理を理解し、魅力を伝えるライティングスキルが必要です。また、データ分析に基づいた細かな調整を継続的に行わないと、無駄な広告費が発生したり、競合他社に遅れを取ったりする可能性があります。

自社に専門知識を持った人材がいない場合は、広告代理店などへの依頼も視野に入れることをおすすめします。

【リスティング広告】無駄なコストの発生

リスティング広告はクリック課金制のため、適切に運用しないと無駄なコストが発生しやすいという注意点があります。

たとえば、ターゲットと関連性の低いキーワードに広告を出稿したり、魅力のない広告文でクリックされてもコンバージョンにつながらなかったりすると、費用だけがかさんでしまうからです。

また、競合が激しいキーワードではクリック単価が高騰しやすく、予算が少ないと効果的な広告表示が難しいケースもあります。

このような状況を避けるためには、以下のような施策が重要です。

  • 高いコンバージョン率が見込めるキーワードを選定する
  • 除外キーワードを登録して無駄なクリックを防ぐ
  • ユーザー層に合わせた配信設定を行う

リアルタイムで効果測定を行い、PDCAサイクルを回して継続的に改善することが、無駄なコストを抑え、費用対効果を高める鍵となります。

まとめ

今回は、Web集客におけるSEOとリスティング広告の違い、最適な使い分け方、そして併用による相乗効果について解説しました。

SEOとは、検索エンジンの自然検索で上位表示を目指すことで、中長期的な視点で安定した集客とブランド信頼性の向上を目的とする施策です。費用はかかりますが、一度上位表示されれば、その後は低い運用費で継続的なアクセスが期待できます。

一方、リスティング広告とは、検索結果の上部に有料でWebサイトを表示させる手法で、即効性が高く、特定のターゲット層にピンポイントでアプローチできる点が特徴です。短期的なプロモーションや新商品の告知に非常に有効だといえます。

それぞれの特徴を表にまとめると、以下のとおりです。

 SEOリスティング広告
①スピード(即効性)低い高い
②費用(コスト)無料有料
③クリック率高い低い
④表示順位のコントロールできないできる
⑤ユーザーからの信頼度高い低い
⑥ターゲット層の範囲顕在層・潜在層顕在層

それぞれのメリットとデメリットを理解し、自社のWeb集客の目的や状況に合わせて使い分けることが重要です。たとえば、短期的な成果を求めるならリスティング広告、中長期的な資産形成と信頼性向上を目指すならSEOが適しています。

さらに、両者を併用することで、広告データから効果的なSEOキーワードを発見したり、検索結果での露出を最大化したり、SEOでカバーしきれない部分を広告で補完したりするなど、相乗効果によってより強力なWeb集客が実現できます。

AI Overviewの登場など、検索環境は常に変化していますが、それぞれの特性を理解し、柔軟に対応していくことで、あなたのWebサイトは効果的な集客を実現できるでしょう。

ぜひ本記事の内容を参考に、最適なWeb集客戦略を構築し、ビジネスの成長につなげてください。

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記事の監修者

1987年生まれ。株式会社らいとなう代表取締役社長。和歌山県出身。法政大学で生命機能学・筑波大学大学院で食品科学を専攻、Webマーケティング企業に入社。営業として勤務。2019年より個人事業主としてデジタルマーケティング支援をしながら、同業態にて2021年に法人化。「成果にこだわる」ことをモットーに脳みそをフル回転。

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