- リスティング広告の始め方がわからず、何から手をつければいいか迷っている
- すでに広告を運用しているが、問い合わせが増えず成果が出ていない
- リスティング広告の費用対効果が悪く、このまま続けるべきか悩んでいる
こんな悩みにお答えします。
リフォーム業界でリスティング広告を成功させるには、業界の特性を理解した正しい始め方と運用のコツが必要です。やみくもに広告を出しても、費用がかさむだけで成果にはつながりにくいでしょう。
というのも、リフォーム業界では多くの企業がリスティング広告で集客を行っており、なんとなくの広告運用で太刀打ちできるほどハードルは低くないからです。
そこでこの記事では、以下の内容を網羅的にわかりやすくお伝えします。
- リスティング広告の基本的な仕組み
- リスティング広告を出す前にKGI・KPIの設定が必要な理由
- リフォーム業界でリスティング広告の成果を出す運用のコツ7選
- リフォーム会社のリスティング広告にかかる費用の目安と相場
- 失敗例から学ぶ!広告成果が出ないときの5つの原因と対策
- リスティング広告の成果を高めるその他の集客戦略
- 自社で運用?代理店に外注?メリット・デメリットを徹底比較
- 短期間での成果を重視するなら外注化がおすすめな理由
- リスティング広告を外注するときの5つのチェックポイント
この記事を読めば、リフォーム業界でリスティング広告を成功に導くための具体的な方法が身につきます。
成果を出すための運用戦略を学び、集客の課題解決に向けた第一歩を踏み出しましょう。
まずは基本から!リスティング広告の仕組みをわかりやすく解説

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果ページに表示されるテキスト形式のWeb広告のことです。
ユーザーが検索したキーワードに連動して広告が表示されるため、「検索連動型広告」とも呼ばれます。
この仕組みにより、リフォームを検討しているなど、関心度の高いユーザーに直接アプローチできるのが大きな特徴です。
なお、リスティング広告はSEO記事と区別するため、「スポンサー」と表示されます。

費用はリスティング広告がクリックされるごとに発生する「クリック課金制」が一般的で、ネット上で効率的に集客するための有効な方法の一つとして、多くの企業がGoogle広告やYahoo!広告を活用しています。
リフォーム会社の集客にリスティング広告が有効な3つの理由
リフォーム会社の集客方法として、リスティング広告は非常に相性が良く、効果的な手法です。
その理由としては、主に以下の3つが挙げられます。
- ①リフォームを検討中の「今すぐ客」にアプローチしやすいから
- ②狙った地域や顧客層にピンポイントで広告を配信できるから
- ③SEOより早く検索結果の上位に表示させやすいから
だからこそ、住宅や不動産といった専門性の高い事業領域では、ユーザー自ら情報を探す傾向が強く、そのタイミングで広告を届けられるかが重要になるのです。
より戦略的にリスティング広告を運用し、集客効果を最大化すべく、上記の理由についてそれぞれ確認しておきましょう。
①リフォームを検討中の「今すぐ客」にアプローチしやすいから
リスティング広告の最大の強みは、リフォームを具体的に検討しているユーザーに直接アプローチできる点です。
たとえば、「キッチン リフォーム 費用」のように明確な悩みや目的を持って検索するユーザーは、課題解決への意欲が非常に高い状態にあります。
リスティング広告はこのような顕在ニーズを持つ人々に対し、その検索意図に合った広告をベストなタイミングで表示させられます。
他の広告方法と比較して、より購買意欲の高いユーザー層に効率良くアプローチできるため、問い合わせや見積もり依頼といった具体的な成果につながりやすいのです。
②狙った地域や顧客層にピンポイントで広告を配信できるから
リフォーム事業は地域密着型のビジネスであるため、リスティング広告を配信するエリアを限定できる機能は非常に有効です。
たとえば、「自社から車で30分圏内の市区町村のみ」といった細かい設定で、対応可能な地域のユーザーにだけ広告を届けられるからです。
さらに、年齢や世帯年収などでもターゲットを絞り込めます。
リフォームの主要ユーザー層である40代〜70代に限定して配信するなど、狙った顧客層にピンポイントで情報を届けることで、広告費の無駄をなくし、費用対効果の高い集客が実現します。
③SEOより早く検索結果の上位に表示させやすいから
Webサイトを検索結果の上位に表示させる方法としてSEO(検索エンジン最適化)がありますが、効果が出るまでに数ヶ月〜1年以上かかることも少なくありません。
一方、リスティング広告は、広告費を支払えば比較的短期間で検索結果の上位に広告を掲載できる可能性があります。
このスピード感は、すぐに集客効果を得たい場合に大きなメリットとなります。
もちろん、リスティング広告の品質や入札価格によって表示順位は変動します。しかし、SEOと比較して短期的に見込み客の目に触れる機会を増やせるため、スピーディーな集客戦略の展開が可能です。
リスティング広告を出す前に!KGIとKPIを設定しておこう
冒頭でもお伝えしたように、リスティング広告を「なんとなく」で始めるのは避けましょう。
なぜなら、効果的にリスティング広告を運用するためには、まず「何を達成するために、いくらの予算を使うのか」という戦略設計が不可欠だからです。
リスティング広告を始める前に、事業の最終目標であるKGI(重要目標達成指標)と、そこに至るまでの中間目標であるKPI(重要業績評価指標)を明確に設定しておきましょう。
これは自社で運用する場合も、プロの業者に運用代行してもらう場合も同様で、リスティング広告戦略の軸となります。
では、それぞれの指標についてくわしく見ていきましょう。
KPIの設定例
KPIとは、最終的な成果に至るまでの中間目標を、具体的な数値で設定した指標を指します。
これにより、リスティング広告運用にかかる進捗状況を客観的に評価できるからです。
たとえば、以下のような項目を設定しましょう。
- CV(コンバージョン)数:「月に15件の見積もり依頼を獲得する」など、最終成果の具体的な件数
- CPA(顧客獲得単価):「1件の見積もり依頼を10,000円で獲得する」など、1件のCVにかける費用の目標値
- 商談化率:「見積もり依頼のうち、50%を商談につなげる」など、獲得したCVの質を測る指標
これらの具体的なKPIを設定することで、日々の運用改善の方向性が明確になります。
KGIの設定例
KGIとは、事業全体における最終的なゴールを示す指標です。
KPIがその達成に向けた中間地点であるのに対し、KGIは広告活動を通じて最終的に何を実現したいのかを定義します。
リフォーム会社におけるKGIの具体例としては、「広告経由での年間売上を1,000万円増加させる」「特定の高利益率リフォーム案件の受注数を前年比120%にする」といったものが考えられます。
このようなKGIを達成するために、先ほど設定したKPIが適切に機能しているか定期的に確認し、戦略を調整していくことが求められます。
リフォーム業界でリスティング広告の成果を出す運用のコツ7選
ここからはリフォーム業界に特化した、リスティング広告の効果を最大化するためのコツについて解説していきます。
具体的には、次の7つのコツを押さえておきましょう。
- ①ターゲット(ペルソナ)を明確にする
- ②競合リサーチより自社の強み(USP)を明確にする
- ③高CV率を狙えるキーワードを選ぶ
- ④「除外キーワード」設定を活用する
- ⑤ターゲティング設定により商圏を絞る
- ⑥広告文とランディングページ(LP)を改善・最適化する
- ⑦リマーケティングにより見込客に再アプローチする
これらの施策を戦略的に実施することで、Webからの問い合わせを増やし、集客力をしっかり高められます。
自社の広告運用を見直し、成果アップにつなげるための具体的なアクションを明確にしていきましょう。
①ターゲット(ペルソナ)を明確にする
リスティング広告の運用において、誰に広告を届けたいかというターゲットを明確にしておきましょう。
ターゲットが具体的であれば、そのニーズに合ったキーワード選定や広告文の作成が可能になり、費用対効果の高い広告配信が実現するからです。
特に、『ペルソナ』の設定がおすすめです。ペルソナ設定とは、以下のような属性を細かく設定して、あたかも実在する人物のように具体的に描写することを指します。
- 年齢
- 性別
- 職業
- ライフスタイル
- 価値観
- 悩み
たとえば、部分的なリフォームを検討している40代の共働き世帯と、住宅全体のフルリフォームを考えている70代の夫婦では、響く訴求内容や関心のある情報が異なります。

出典:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会「2024年度 住宅リフォームに関する 消費者(検討者・実施者)実態調査」
上図のようにリフォームを利用するコア層を把握しつつ、自社の強みがどの層に効果的なのかを考え、年齢や地域、世帯構成などを細かく設定することで、効率的な運用が可能になります。
②競合リサーチより自社の強み(USP)を明確にする

上図のように、検索結果の画面では自社と競合他社のリスティング広告が並んで表示されるため、ユーザーは必然的に両者を比較します。
その中で選ばれるためには、他社にはない自社独自の強み(USP:Unique Selling Propositionの略)を明確にし、広告文やランディングページで効果的に伝える必要があります。
競合のWEBサイトや広告文をチェックし、次のような項目で比較してみましょう。
- 価格
- 施工実績
- アフターサポート
- 対応スピード
- 対応エリア
自社が優れている点を整理し、それをリスティング広告に反映させることで、ユーザーに対して自社を選ぶべき理由をわかりやすく提示できます。
③高CV率を狙えるキーワードを選ぶ
リスティング広告でうまく集客できるかどうかは、どのようなキーワードで広告を出すかによって大きく左右されます。
そのため、問い合わせや成約に結びつきやすいキーワードを選ぶことが重要です。
たとえば、以下のようなキーワードは、ユーザーの意欲が高いため問い合わせや成約につながりやすい傾向があります。
- 「キッチン リフォーム費用」
- 「トイレ 交換業者」
- 「屋根塗装 〇〇市」
ユーザーへのヒアリングや過去の問い合わせ情報などを参考に、成果につながるキーワードのリストを作成しましょう。
以下では、キーワード選定にかかるポイントについて、さらに深掘りして解説します。
商用クエリ(”Buy”クエリ)から優先的に予算投下する
ユーザーが検索するキーワードは、その意図によって大きく2種類に分けられます。
一つは「リフォーム 業者」「キッチン 見積もり」のように、具体的な行動を起こそうとしているユーザーが使う「商用クエリ(”Buy”クエリ)」です。これらは成約に直結しやすいため、最優先で入札すべきキーワードといえます。
もう一つは「リフォーム 事例」「キッチン 選び方」など、情報収集している段階の潜在層が使う「情報収集クエリ(”Know”クエリ)」です。
限られた予算でリスティング広告を運用する場合、まずは費用対効果の高い商用クエリに予算を集中させましょう。
最もCVRが高いのは『地域キーワード』
リフォーム業のような地域密着型のビジネスにおいて、最もコンバージョン率(CVR)が高いとされるのが「地域名」と「サービス名」を組み合わせたキーワードです。
たとえば、「横浜市 キッチンリフォーム」や「世田谷区 トイレ施工」といったキーワードは、その地域でサービスを探している意欲の高いユーザーが検索します。
自社の施工対応エリアの市区町村名や駅名と、提供しているサービスを掛け合わせたキーワードは、成約につながる可能性が非常に高いため、広告戦略の中心に据えましょう。
『完全一致』もしくは『フレーズ一致』から設定する
キーワードを登録するときは、ユーザーの検索語句とどの程度一致した場合にリスティング広告を表示させるかを決めるマッチタイプの設定が必要です。
最初は、意図しない検索語句でリスティング広告が表示されるのを防ぐため、『完全一致』または『フレーズ一致』から始めることをおすすめします。

まずはこの2つを中心に設定し、運用データが蓄積されてから、より広く関連キーワードを拾う「部分一致」の活用を検討しましょう。
④「除外キーワード」設定を活用する
リスティング広告の運用において、無駄なクリックを防ぎ費用対効果を高めるために重要なのが「除外キーワード」の設定です。
この設定を行うことで、自社のサービスとは関連性の低い検索語句に対してリスティング広告が表示されないように制御できます。
たとえば、リフォームを請け負う会社にとって成約につながりにくい、以下のようなキーワードを除外しましょう。
- 「DIY」
- 「自分で」
- 「求人」
- 「無料」
- 「ブログ」
このようなキーワードを除外設定すれば、成約につながらないクリックの発生を未然に防ぎ、広告予算を本当に見込みのあるユーザーに集中させられます。
失敗しがちなNGキーワード例
リスティング広告を出しても成果につながらない場合、成約意欲の低いユーザーが検索するキーワードでクリックを集めている可能性があります。
たとえば、以下のようなキーワードは注意が必要です。
- 「リフォーム DIY」「自分で トイレ交換」:自社で施工したいと考えている層
- 「リフォーム 資格」:情報を調べているだけで、顧客になる可能性は低い
- 「格安リフォーム 一括見積もり」:価格競争に巻き込まれやすく、成約率が低い傾向がある
これらのキーワードは、問い合わせや契約に結びつきにくい層からのクリックを発生させる可能性が高いです。
そのキーワードを検索する人の背景を想像し、自社のターゲットと異なる場合は除外設定を検討しましょう。
⑤ターゲティング設定により商圏を絞る
リフォーム業は商圏が限定されるビジネスモデルのため、リスティング広告を配信するエリアを絞り込むターゲティング設定が極めて重要です。
たとえば、名古屋市を中心に事業を展開している会社が、リスティング広告を全国に配信しても対応できないエリアからの問い合わせが増えるだけで、効率的ではありません。
自社の営業エリアに合わせて配信地域を細かく設定することで、広告費の無駄をなくし、本当に顧客になり得るユーザーだけにアプローチできます。この設定がリスティング広告の成否を分けると言っても過言ではありません。
以下では、ターゲティング設定についてさらに深掘りして解説します。
エリアを絞ってターゲティングする
リスティング広告では、都道府県や市区町村単位で広告を配信するエリアを細かく設定できます。
たとえば、「自社の事務所から半径20km圏内」や「東京都〇〇区と△△市のみ」といった限定が可能です。
これにより、「広告を見て問い合わせたが、対応エリア外だった」というミスマッチを防ぎ、広告費の無駄を削減します。
さらに、広告文に「〇〇市のリフォームなら」といった地域名を入れることで、地元の業者を探しているユーザーに安心感を与え、クリック率のアップも期待できます。
地域密着の強みを活かし、見込み客に効率良くリーチしましょう。
年齢層・ライフスタイルに合わせてターゲティングする
リスティング広告の配信は地域だけでなく、ユーザーの属性に合わせて設定することで、より効果を高められます。
たとえば、Google広告では年齢や性別、子供の有無などでターゲットを絞れます。リフォームの主要顧客層である40代〜70代に配信を限定したり、子育て世帯向けに防音リフォームの広告を設計したりできます。
ユーザーの年齢やライフスタイルから想定される悩みに寄り添った広告文やLPを用意することで、共感を生み、問い合わせにつながりやすくなります。
無駄な広告配信を避け、届けたい層に的確にアプローチしましょう。
⑥広告文とランディングページ(LP)を改善・最適化する
リスティング広告の効果を最大化するためには、広告文と、その広告をクリックしたユーザーが最初に訪れるLPの内容を一致させ、常に改善していくことが欠かせません。
なぜなら、広告文で興味を引いても、LPの内容が期待と異なればユーザーはすぐに離脱してしまうからです。
特に施工事例のビフォーアフター写真などを充実させ、ユーザーの疑問や不安を解消できるようなページ作りを心がけることで、問い合わせ率(CVR)の向上が期待できます。
広告文やLPの成果を高めるポイントについて、さらに細かく見ていきましょう。
数字などを使って具体性を出す
広告文やLPでは、抽象的な表現よりも具体的な数字を用いることで、信頼性と説得力が増します。
「豊富な実績」と書くよりも「施工実績500件以上」と示す方が、ユーザーに安心感を与えます。
同様に、「安心価格」よりも「キッチンリフォーム〇〇万円から」と具体的な価格の目安を提示する方が、ユーザーは検討しやすくなります。
施工期間や顧客満足度など、アピールしたいポイントを具体的な数値で示すことを意識しましょう。
ベネフィットを伝える
ユーザーが知りたいのは、リフォームの機能や特徴そのものよりも、そのリフォームによって得られる未来(ベネフィット)です。
たとえば、「最新の断熱材を使用」という特徴を伝えるだけでなく、「この断熱材で冬の暖房費が毎月平均3,000円節約できます」といった具体的なベネフィットを伝えることが重要です。
顧客がリフォーム後にどのような快適な生活を送れるのかを想像させることが、心を動かし、問い合わせへとつながるきっかけになります。
地域密着であることを訴求する
リフォームのような高額なサービスでは、ユーザーは安心できる地元の業者を選びたいと考える傾向があります。
だからこそ、広告文やLPに「〇〇市で創業30年」「地元〇〇区のお客様満足度No.1」といったフレーズを入れることで、地域に根ざした信頼できる会社であることをアピールできます。
何かあったときにすぐ駆けつけてくれるという安心感は、大手にはない大きな強みとなります。
地域密着であることを積極的に訴求し、ユーザーとの距離を縮めましょう。
読者の行動をしっかり促す
LPを訪れたユーザーに、次に何をしてほしいのかを明確に示すことも重要です。
これをCTA(Call to Action:行動喚起)と呼びます。
下記のように、ユーザーが取るべき行動をわかりやすい言葉で伝え、クリックしやすいボタンを設置しましょう。
- 「もっと詳しく見る」
- 「無料で見積もりを依頼する」
- 「まずは資料請求する」
どこに問い合わせれば良いか分からない、といった迷いをなくし、スムーズに行動へ移せるような設計を心がけることで、機会損失を防げます。
写真(before/after)や実績(口コミなど)を充実させる
リフォームを検討しているユーザーの多くは、「本当にきれいになるのか」「費用に見合った施工をしてくれるのか」といった不安を抱えています。
その不安を解消するためには、視覚的な情報が非常に有効です。施工前と施工後がわかるビフォーアフターの写真を豊富に掲載することで、仕上がりのイメージを具体的に伝えられます。

また、実際のお客様の声や口コミを紹介することも、信頼性を高めるうえで重要なポイントです。

費用や工期の目安といったデータも併せて掲載し、ユーザーが安心して業者選びの比較検討ができる情報を提供しましょう。
リフォーム商材別にLPを用意しておく
リスティング広告では、検索キーワードとLPの内容を一致させることがCVR向上の鍵です。
たとえば、「トイレ リフォーム」というキーワードの広告をクリックしたユーザーを、さまざまなリフォーム情報が掲載されているLPではなく、トイレリフォーム専門のLPに直接誘導することが重要です。
ユーザーが探している情報にすぐにたどり着けるようにすることで、離脱を防ぎます。
キッチンや外壁、フルリフォームなど、注力したい商材ごとに専用のLPを作成し、リスティング広告のリンク先として適切に設定するケースが理想的です。
⑦リマーケティングにより見込客に再アプローチする
リマーケティング(またはリターゲティング)とは、一度自社のWebサイトを訪問したものの、問い合わせなどの行動に至らなかったユーザーを追跡し、再度広告を表示させる手法です。

サイトを訪れたということは、少なからず自社のサービスに興味を持っている見込み客である可能性が高いです。
このようなユーザーに対して、別のサイトやSNSを見ている際にリマーケティング広告を再表示させることで、自社のことを思い出してもらい、再検討を促せます。
サイトに専用のタグを設置するだけで始められる、効果的なアプローチ方法の一つです。
リフォーム会社のリスティング広告にかかる費用の目安と相場とは?
リフォーム会社のリスティング広告にかかる費用は、目標とする問い合わせ件数や競合の状況によって大きく変動します。
一般的には、月額10万円前後から多くて30万円程度の広告費で始める企業が多いです。
なお、リスティング広告の運用を外注するときは、GoogleやYahoo!に支払う「広告費」に加え、代理店に運用を依頼する場合の「代行手数料」で加算されます。
クリック単価の相場はキーワードによって異なり、「リフォーム 地域名」のような人気のキーワードは価格が高くなる傾向があります。
まずは少額の予算から始め、効果を見ながら調整していくのがおすすめです。
失敗例から学ぶ!広告成果が出ないときの5つの原因と対策
リスティング広告を運用していても、期待した成果が出ないケースは少なくありません。
その場合、やみくもに広告費を増やすのではなく、成果が出ない原因を特定し、的確な対策を講じることが重要です。
ここでは、広告運用で陥りがちな5つの失敗例とその原因を解説します。
- 原因1|キーワードとターゲットがズレている
- 原因2|広告文とLPの内容が一致していない
- 原因3|LPの設計が不十分
- 原因4|スマホ表示に対応していないためユーザーが離脱している
- 原因5|成果計測が正しく動作していない
原因の特定が難しい場合は、専門家への相談も視野に入れましょう。
自社の運用状況をチェックし、改善点を見つけるための参考にしてください。
原因1|キーワードとターゲットがズレている
リスティング広告の成果が出ない最も一般的な原因の一つが、設定したキーワードと狙いたいターゲット層のミスマッチです。
たとえば、高品質でデザイン性の高いリフォームを強みとしているにもかかわらず、「格安」「激安」といったキーワードで広告を出していると、価格重視のユーザーばかりを集客してしまい、成約につながりにくくなります。
自社のサービスの価値を本当に理解してくれるユーザー層は、どのような言葉で検索するのかを深く考え、ターゲットとキーワードの方向性を一致させましょう。
原因2|広告文とLPの内容が一致していない
ユーザーは、広告文を見て「ここなら自分の悩みを解決してくれそうだ!」と期待してクリックします。
しかし、リンク先のLPの内容が広告文と異なっていると、ユーザーは裏切られたと感じ、すぐにページを閉じてしまいます。
たとえば、「耐震 リフォーム」のリスティング広告からリンクされているのに、LPが外壁塗装の話ばかりでは、ユーザーは欲しい情報を見つけられませんよね。
広告文で約束した内容は、LPで必ず応えるという一貫性を持たせ、ユーザーの不安を解消することが重要です。
原因3|LPの設計が不十分
リスティング広告がクリックされても、LPの設計が不十分だと、ユーザーは問い合わせに至らず離脱してしまいます。
たとえば、会社の強みや特徴がわかりにくかったり、施工事例が少なかったりすると、ユーザーは比較検討するための情報を得られません。
また、問い合わせフォームの場所がわかりにくい、入力項目が多すぎるといった問題も離脱の原因になります。
ユーザーが迷わずスムーズに行動できるよう、情報の整理とわかりやすい動線設計が求められます。
原因4|スマホ表示に対応していないためユーザーが離脱している
現在、インターネット検索の多くはスマートフォンから行われています。
そのため、リスティング広告のリンク先であるLPやWebサイトがスマホ表示に最適化されていない場合、ユーザー体験を著しく損ないかねません。
なぜなら、次のような状態では、ユーザーはストレスを感じてすぐに離脱してしまうからです。
- 文字が小さくて読みにくい
- ボタンが押しにくい
- 表示が崩れている
特にSNS広告などからの流入はスマホが中心となるため、あらゆるデバイスで快適に閲覧できるレスポンシブデザインに対応させておきましょう。
原因5|成果計測が正しく動作していない
広告運用の改善には、データに基づいた判断が欠かせませんが、その前提となる成果計測が正しく設定されていないケースが散見されます。
問い合わせ完了や電話発信などを成果(コンバージョン)として計測するためのタグが適切に設置されていないと、どのキーワードや広告が成果につながっているのかを正確に把握できません。
これでは、効果的な改善策を打つことは不可能です。
運用を始める前に、計測したい項目が通常通り正しくカウントされているか必ず確認しましょう。
リスティング広告の成果を高めるその他の集客戦略
リスティング広告は即効性のある強力な集客方法ですが、単独で運用するよりも、他のWebマーケティング施策と組み合わせることで、より安定的で幅広い集客体制を築くことができます。
たとえば、長期的な資産となるSEO対策や、潜在顧客にアプローチできるSNS広告などを連携させることで、相乗効果が期待できます。
ここでは、リスティング広告の効果をさらに高めるための代表的な集客施策を紹介します。
SEO対策
SEOは検索エンジンで自社サイトを上位表示させ広告費をかけずに集客する方法です。
成果が出るまでに時間がかかるという特徴がありますが、一度上位表示されれば安定したアクセスが見込めます。
リスティング広告と組み合わせることで、短期的な集客はリスティング広告でカバーしつつ、長期的な集客基盤をSEOで築くという相乗効果を得られます。
また、リスティング広告を運用して得られた成約率の高いキーワードのデータをSEO対策に活用し、そのキーワードで上位表示を目指すコンテンツ記事を作成するといった戦略的な連携も効果的です。
MEO対策
MEO(Map Engine Optimization)対策とは、Googleマップなどの地図アプリ上での検索結果において、自社の店舗情報を上位に表示させるための対策です。
「地域名+リフォーム」で検索したユーザーに対し、自社の場所や口コミ、営業時間などをアピールできるため、地域密着型のリフォーム会社にとって非常に重要な集客方法です。
リスティング広告で商圏を絞ってアプローチするのと同様に、MEO対策を行うことで、近隣の見込み客からの問い合わせを増やす効果が期待できます。
SNS広告
SNS広告は、FacebookやInstagramなどのプラットフォーム上で、ユーザーの年齢や性別、興味関心などに基づいて広告を配信する方法です。
リフォームのニーズがまだ明確になっていない潜在層に対して、美しい施工事例の写真や動画を見せることで、興味関心を喚起し、将来のユーザー候補として認知を広げられます。
検索という行動を起点とするリスティング広告とは異なり、こちらから積極的にアプローチできるため、新たなユーザー層の開拓につながります。
自社で運用?代理店に外注?メリット・デメリットを徹底比較
リスティング広告を始めるにあたり、自社で運用(インハウス)するか、専門の代理店に外注するかは大きな選択肢です。「どちらがいいのかな…」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
どちらの方法にもメリットとデメリットがあり、自社の状況や目的によって最適な選び方は異なります。
コスト、専門性、社内リソースといった観点から両者を比較し、自社にとってどちらがより効果的なのかを判断するための情報を整理しました。
それぞれのメリット・デメリットについて深掘りして解説します。
自社でリスティング広告を運用する場合のメリット
自社でリスティング広告を運用する最大のメリットは、代理店に支払う手数料がかからないため、コストを抑えられる点です。
また、リスティング広告の運用ノウハウが社内に蓄積されていくため、将来的に会社の資産となります。
さらに、自社のサービスやユーザーについて最も理解している担当者が直接運用することで、市場の変化や社内の状況に合わせて、迅速かつ柔軟な広告の調整や意思決定ができる点も大きな強みです。
自社でリスティング広告を運用する場合のデメリット
自社で運用する場合のデメリットは、専門的な知識やスキルを持つ人材が必要になる点です。
未経験の担当者が始めるには学習コストがかかり、成果が出るまでに時間がかかる傾向があるからです。
また、リスティング広告の運用はキーワードの精査や効果測定、レポート作成など日々の作業が多く、担当者の負担が大きくなりがちです。
最新の広告トレンドや媒体の仕様変更を常に追い続ける必要もあり、専任の担当者を置けない場合は運用のハードルが高くなります。
代理店にリスティング広告の運用代行を依頼する場合のメリット
代理店に運用を依頼する最大のメリットは、広告運用のプロフェッショナルによる高い専門知識と豊富な実績を活用できる点です。
最新の運用ノウハウに基づいた効果的な広告戦略の提案や、きめ細やかな運用サポートが期待できます。これにより、自社で運用するよりも早く成果が出る可能性がグッと高まります。
また、リスティング広告の運用にかかる業務をすべて任せられるため、社内のリソースを本来のコア業務であるリフォーム事業に集中させられる点も大きなメリットです。
代理店にリスティング広告の運用代行を依頼する場合のデメリット
代理店に運用代行を依頼する場合、広告費とは別に運用手数料が発生します。
一般的には広告費の20%程度が相場とされており、コスト負担が増える点がデメリットです。初期費用が必要な代理店も存在します。
また、代理店とのコミュニケーションが不足すると、自社の意図や強みが広告戦略に十分に反映されない可能性があります。
契約によっては最低契約期間が設けられている場合もあり、柔軟な運用がしにくいケースも考えられます。
短期間での成果を重視するなら外注化がおすすめな理由
広告運用を自社で行うか外注するかは、どちらが正解というわけではなく、自社の状況に合わせて判断することが重要です。
もし御社が次のような状況であれば、まずはプロに運用代行してもらうのが成功への近道です。
- 「リスティング広告に関する知識が社内にまったくない」
- 「Web担当者が他の業務と兼任している」
- 「できるだけ早く問い合わせを増やしたい」
プロのノウハウを活用して早期に成果を出し、その運用方法を学びながら、将来的な内製化を検討するという戦略も有効です。
自社の目的が「成果を出すこと」なのか「ノウハウを蓄積すること」なのかを明確にしましょう。
リスティング広告を外注するときの5つのチェックポイント
リスティング広告の運用を代理店に外注すると決めた場合、どの代理店を選ぶかが成果を大きく左右します。
料金の安さだけで選んでしまうと、期待したサポートが受けられず、結果的に費用対効果が悪くなることもあるからです。
失敗しない代理店選びのために、契約前に必ず確認しておきたいチェックポイントは以下の5つです。
- ①運用実績と業界経験を確かめる
- ②サービスの提供範囲を確かめる
- ③わかりやすい料金体系か確かめる
- ④定期的な打ち合わせや改善提案があるか
- ⑤自社の売上まで意識してくれるか
これらのポイントを基に複数の代理店を比較検討し、自社にとって最適なパートナーを見つけましょう。
①運用実績と業界経験を確かめる
まず確認すべきは、その代理店が持つ広告運用の実績です。
特に、リフォーム業界や建設業界といった、自社と同じ業界での運用経験が豊富かどうかは重要な判断基準となります。
業界特有の顧客心理や効果的なキーワードを理解している代理店であれば、よりスムーズに成果へと導いてくれる可能性が高まります。
具体的な成功事例や、どのような改善を行ってきたのかをヒアリングし、信頼性を確かめましょう。
②サービスの提供範囲を確かめる
代理店によって提供されるサービスの範囲は異なります。
広告アカウントの運用だけでなく、成果を最大化するために不可欠なLPの制作や改善、バナー広告のクリエイティブ制作、詳細なレポートによる分析やコンサルティングまで行ってくれるかを確認しましょう。
自社がどこまでのサポートを必要としているかを明確にし、それに見合ったサービスを提供してくれる代理店を選ぶことが重要です。
③わかりやすい料金体系か確かめる
料金体系が明確でわかりやすいかどうかも、信頼できる代理店を見極めるために欠かせないポイントです。
下記のように、費用に関する項目をあらかじめ細かく確認しましょう。
- 初期費用はかかるのか
- 月々の手数料は広告費の何パーセントなのか
- 最低契約期間はあるのか
わかりにくい料金項目があったり、説明が曖昧だったりする代理店には要注意。
複数の代理店から見積もりを取り、サービス内容と照らし合わせて比較検討することをおすすめします。
④定期的な打ち合わせや改善提案があるか
リスティング広告の運用は、一度設定して終わりではありません。
市場や競合の状況に応じて、常に改善を続けていく必要があります。
そのため、月に一度など定期的に打ち合わせの機会を設け、運用状況の報告やデータに基づいた具体的な改善提案をしてくれる代理店を選びましょう。
コミュニケーションが円滑で、二人三脚で成果向上を目指せるパートナーシップを築けるかどうかが、長期的な成功の鍵となります。
⑤自社の売上まで意識してくれるか
優れた代理店は、リスティング広告のクリック数や表示回数といった表面的な指標だけでなく、その先にある問い合わせ件数や成約率、そして最終的な会社の売上や利益といった事業全体のゴールを理解し、そこに貢献する意識を持ってくれます。
リスティング広告を成功させるには、自社のビジネスモデルを深く理解しようと努め、売上向上という共通の目標に向かって伴走してくれるパートナーであるかを見極めましょう。
まとめ
今回はリフォーム業界におけるリスティング広告の始め方や、成果を出すための具体的な運用のコツについて細かく解説しました。
リフォーム業界において、リスティング広告は潜在顧客にアプローチし、問い合わせや成約につなげるための強力なマーケティング手法です。
本記事のまとめになりますが、リスティング広告の成果を高めるには、以下の7点を意識して運用しましょう。
- ①ターゲット(ペルソナ)を明確にする
- ②競合リサーチより自社の強み(USP)を明確にする
- ③高CV率を狙えるキーワードを選ぶ
- ④「除外キーワード」設定を活用する
- ⑤ターゲティング設定により商圏を絞る
- ⑥広告文とランディングページ(LP)を改善・最適化する
- ⑦リマーケティングにより見込客に再アプローチする
成功事例などを参考にしつつ、まずは自社の状況に合わせた戦略を設計し、少額からでも実施してみることが重要です。
とはいえ、すべてがうまくいくとは限りません。リスティング広告で成果が出ないときは、以下の原因を参考にしてみてください。
- 原因1|キーワードとターゲットがズレている
- 原因2|広告文とLPの内容が一致していない
- 原因3|LPの設計が不十分
- 原因4|スマホ表示に対応していないためユーザーが離脱している
- 原因5|成果計測が正しく動作していない
また、自社の状況に合わせて、内製化か外注化かを判断することも重要です。
人的リソースが豊富で、コストを抑えつつノウハウを蓄積していくなら自社運用もいいですし、まずは結果にコミットしつつ、本来のコア業務であるリフォーム業に集中するならプロに運用代行してもらうのがいいでしょう。
運用代行を依頼するケースでは、複数の代理店から説明を聞き、サービス内容や料金を比較検討しましょう。失敗しないためにも、以下の5点は必ず確認しておきましょう。
・①運用実績と業界経験を確かめる
・②サービスの提供範囲を確かめる
・③わかりやすい料金体系か確かめる
・④定期的な打ち合わせや改善提案があるか
・⑤自社の売上まで意識してくれるか
本記事を参考に、リスティング広告の運用成果を高め、一人でも多くのユーザーを集客してくださいね。

