- 開業したのに初診患者が増えない
- ホームページやチラシ、SNSなど何から手をつければよいかわからない
- 医療広告ガイドラインに違反しないか不安で広告表現に踏み込めない
こんな悩みにお答えします。
歯科医院の数は年々増加しており、対応を後回しにするほど近隣の競合医院との差別化が難しくなり、新患の獲得機会を失う可能性があります。
実際、駅前や商業施設周辺では複数の医院が競合するエリアも珍しくなく、集客戦略の見直しは経営そのものに直結する課題です。
そこで本記事では、歯科医院が今すぐ実践できる具体的な集客方法から、医療広告ガイドラインで気をつけるべき注意点までくわしく解説します。
この記事を読むことでわかることは、以下のとおりです。
この記事でわかること
- オンライン集客とオフライン集客それぞれのメリット・デメリット
- 広告表現で違反しやすいポイント
- 集客施策を進める4つのステップ
- リピーターや自費診療の患者を増やす考え方
開業準備中の院長や、新患数の伸び悩みに悩む経営者、医院の広報を担当するスタッフに向けて、明日から動ける実践的な内容をまとめました。集客施策を強化したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
歯科医院の集客が難しくなっている3つの理由

歯科医院が集客を成功させるには、まず自院を取り巻く現状を正しく理解することが欠かせません。
なぜなら、歯科医院の数は増え続けており、患者側の情報収集の方法も大きく変化しているためです。
集客が難しくなっている以下の3つの理由について、背景となる要因もあわせて解説します。
- 歯科医院の数が増え競争が激化しているから
- 患者がWeb上の情報で医院を比較検討しているから
- 差別化が難しく患者がどの医院を選ぶべきか迷っているから
それぞれ順に見ていきましょう。
歯科医院の数が増え競争が激化しているから
日本の歯科医院数は、コンビニエンスストアの店舗数を上回るともいわれるほど多く、限られた人口のなかで新患を奪い合う状況が続いています。
特に都市部では、駅前や商業施設の近くに複数の歯科医院が集中するケースも珍しくありません。さらに、地域によっては人口の減少にともない、患者数そのものが縮小している場合もあります。
こうした環境では、通院のしやすさや診療時間の幅など、立地以外の利便性を打ち出すことも競合との差別化につながります。
単に「診療を待つ」姿勢では新患の獲得が難しく、自院から積極的に情報を発信し、選ばれる理由を明確に伝える集客の考え方が求められています。
患者がWeb上の情報で医院を比較検討しているから
近年は、体調に不安を感じてから歯科医院を受診するまでの間に、インターネットで複数の医院を比較検討する患者が増えています。
ホームページの情報量やデザイン、Googleビジネスプロフィールに掲載された口コミなどが、来院するかどうかの判断材料になっているのが実情です。
特に口コミの件数や評価は、初めて訪れる医院への安心感に直結しやすい要素です。加えて、予約のしやすさや診療時間の表示がひと目でわかるかどうかも、比較段階での離脱を防ぐ重要なポイントになります。
オフラインの評判だけに頼るのではなく、Web上での見え方を意識した情報発信が、新患獲得の入り口として重要になっています。
差別化が難しく患者がどの医院を選ぶべきか迷っているから
競合医院が多いなかで新患に選ばれるには、自院ならではの強みを明確に打ち出す必要があります。
たとえば、以下のように他院との差別化ポイントはさまざまです。
- 小児歯科への対応
- 充実したキッズスペース
- 診療中に利用できる託児サービス
- インプラントや矯正歯科などの自費診療の実績
- 土日診療や夜間診療への対応
強みが不明瞭なまま広告を出稿しても、患者には「どこも同じ」に見えてしまい、選ばれる理由を伝えられません。
強みを整理するときは、実際に来院した患者へのアンケートや、スタッフ間でのヒアリングを行うと、自院では気づきにくい評価ポイントが見つかることもあります。
まずは自院の診療内容や設備、スタッフ体制を棚卸しし、ターゲットとなる患者層に響く強みを言語化することが、集客施策の出発点になります。
歯科医院が広告で押さえておくべき医療広告ガイドライン
歯科医院の広告は、医療広告ガイドラインという厚生労働省が定めるルールにもとづき、掲載できる表現や内容が制限されています。
ルールを知らずに広告を出すと、行政指導の対象になる可能性もあるため、出稿前のチェック体制を含めてあらかじめ確認しておきましょう。
医療広告ガイドラインで禁止されている表現
医療広告ガイドラインでは、患者に誤解を与えるおそれのある表現がいくつか禁止されています。
具体的には、下表をご覧ください。

引用:独立行政法人 国民生活センター『医療法改正!美容医療クリニックのウェブサイトにも広告規制が!−詳細説明のないビフォーアフター写真や、治療効果に関する体験談の掲載は禁止されます−』
「絶対に痛くない治療」や「必ず治る」といった断定的な表現は、根拠を示せたとしても掲載できないケースが多いため注意が必要です。
また、患者数や治療件数を過度に強調する表現も、誇大広告と判断される可能性があるため慎重な言い回しが求められます。
広告文を作成するときは、事実に基づいた表現かどうか、誤解を与える言い回しになっていないかを都度確認する姿勢が求められます。
顔写真やビフォーアフター写真を掲載する際の注意点
院長やスタッフの顔写真は、患者に安心感を与える有効な要素です。
しかし、前項で触れた治療の効果を示すビフォーアフター写真については、原則として掲載が禁止されています。
治療の詳細な説明や費用、リスクなどの情報をあわせて掲載することで、限定的に認められる場合もありますが、条件を満たさないまま掲載すると、ガイドライン違反にあたる可能性があります。
特に、矯正歯科やホワイトニングなど自費診療の訴求では、写真の見せ方が集客効果に直結しやすいため、掲載条件の確認をおろそかにしないことが重要です。
掲載を検討する際は、単に見た目の変化を訴求するのではなく、治療内容や副作用などの情報を丁寧に補足することが欠かせません。
広告可能事項の限定を解除するための4つの要件
医療広告では、診療科目や医院の名称、電話番号など、原則として広告できる内容があらかじめ限定されています。これを「広告可能事項の限定」と呼びます。
一方で、一定の要件をすべて満たす場合に限り、この限定が解除され、自由診療の内容や治療の詳細まで掲載できる「限定解除」という仕組みも用意されています。
4つすべてを満たさないと限定解除は認められない
- ①患者が自ら求めて閲覧するホームページなどであること
- ②問い合わせ先を明示していること
- ③自由診療の治療内容や標準的な費用を情報として掲載していること
- ④自由診療にともなう主なリスクや副作用を情報として掲載していること
- *いずれか一つでも欠けると限定解除は認められず**、原則どおり広告可能事項のみの掲載にとどまるため注意が必要です。
この仕組みを正しく理解しておくことで、自費診療の魅力をより具体的に伝えられるようになるため、事前に要件を確認しておきましょう。
限定解除は「4つ揃って初めて成立」します。1つでも抜けると、そのページ全体が原則ルールに戻る点に注意してください。
歯科医院の集客施策を成功させる進め方4ステップ


集客施策は、思いつきで始めるのではなく、順序立てて進めることで効果を高められます。
ここからは、歯科医院が集客施策に取り組むときの基本的な4つのステップを紹介します。
- ステップ1|自院の強みとターゲットを明確にする
- ステップ2|予算と施策の優先順位を決める
- ステップ3|施策を実行してデータを計測する
- ステップ4|効果検証と改善を繰り返す
実務での進め方とあわせて解説しますので、事前に理解を深めておきましょう。
ステップ1|自院の強みとターゲットを明確にする
最初のステップは、自院の強みと、アプローチしたいターゲット患者層を明確にすることです。
次のような、他院と比較したときの差別化ポイントを整理しましょう。
- 診療科目
- 設備
- スタッフの専門知識
- 院内の雰囲気
あわせて、子育て世代や高齢者、自費診療を希望する層など、どの患者層にアプローチしたいのかを具体的に設定することで、以降の施策の方向性が定まりやすくなります。
強みとターゲットが噛み合っていないと、広告費をかけても成果につながりにくいため、最初に丁寧に整理しておくことが重要です。
整理した内容は院内で共有し、スタッフ全員が同じ方向性で患者対応にあたれる状態をつくることも忘れないようにしましょう。
ステップ2|予算と施策の優先順位を決める
強みとターゲットが明確になったら、次に予算と施策の優先順位を決めます。
ホームページの制作やMEO対策、リスティング広告など、施策ごとに必要な費用や効果が出るまでの期間は異なります。
限られた予算のなかですべてを同時に始めるのは現実的ではないため、即効性を重視するのか、中長期的な資産づくりを重視するのかを踏まえ、実施する施策の優先順位をつけましょう。
開業直後か、開業から時間が経っているかによっても、優先すべき施策は変わってきます。目安として、開業初期は認知拡大を、経営が安定してきた段階では中長期施策への投資を強化するなど、フェーズに応じた配分の見直しも有効です。
ステップ3|施策を実行してデータを計測する
優先順位が決まったら、実際に施策を実行し、問い合わせ件数や来院数などのデータを計測します。
どの施策からの流入で来院につながったかを把握できる仕組みを整えておくと、後の改善に役立ちます。
たとえば、電話予約時に「どこで当院を知ったか」を確認する予約フォームに、流入経路を選択する項目を設けるなどシンプルな方法でもデータの蓄積は可能です。こうしたデータは月ごとに一覧化しておくと、施策間の比較や季節による来院傾向の把握にも活用できます。
感覚だけで施策を評価せず、数字に基づいて判断できる状態をつくることが、次のステップにつながります。
ステップ4|効果検証と改善を繰り返す
集めたデータをもとに、施策ごとの費用対効果を検証し、改善を繰り返すことが最後のステップです。
反応の良かった施策には予算を追加し、成果が出ていない施策は表現や配信方法を見直す、あるいは中止するといった判断を行いましょう。
改善の判断がつきにくい場合は、広告文やホームページの一部だけを変更して比較するなど、小さな検証を積み重ねる方法も有効です。
集客施策は一度実施して終わりではなく、月次や四半期ごとに振り返りの機会を設け、継続的に改善するサイクルを回すことが、安定した新患獲得につながります。
歯科医院におすすめのオンライン集客方法6選
ここからは、歯科医院が実践できるオンライン集客の方法を紹介します。
具体的には、以下の6つについて深掘りして解説します。
- ホームページの制作・充実化
- MEO対策(Googleビジネスプロフィール)
- SEO対策・オウンドメディア運用
- リスティング広告
- SNS運用(Instagram・LINE公式アカウントなど)
- 歯科ポータルサイトへの掲載
それぞれ特徴や費用感、成果が出るまでの期間が異なるため、自院の予算やターゲットに合わせて組み合わせることをおすすめします。
ホームページの制作・充実化


ホームページは、患者が医院を比較検討する際にもっとも参照される情報源のひとつです。
次のような情報をわかりやすく掲載することで、患者の不安を解消し、来院につなげやすくなります。
- 診療内容
- アクセス
- 院長やスタッフの紹介
- 予約方法
加えて、初診の流れや持ち物などの案内を掲載しておくと、初めて来院する患者の不安をやわらげる効果も期待できます。院内の写真や設備の紹介を充実させ、来院前のイメージを具体的に持ってもらえる工夫も、来院への後押しにつながります。
スマートフォンでの表示に対応していなかったり、情報が古いまま更新されていなかったりすると、それだけで信頼を損なう可能性があるため注意が必要です。
MEO対策(Googleビジネスプロフィール)


MEOとは地図エンジン最適化の略で、Googleマップの検索結果で自院を上位に表示させるための対策です。
Googleビジネスプロフィールに以下のような情報を登録することで、無料で始められる集客手段として活用できます。
- 診療時間
- 診療内容
- 写真
- 口コミ
休診日や駐車場の有無などの情報を細かく登録しておくことも、患者の安心感につながり、クリック率の向上に寄与します。
「地域名 歯医者」で検索したユーザーがGoogleマップ経由で医院を見つけやすくなるため、地域密着型の歯科医院と相性のよい施策です。
口コミの件数や評価が表示順位に影響するため、来院した患者へ口コミ投稿を依頼するなどの地道な運用も欠かせません。
MEOは無料で始められるぶん、後回しにされがちです。開業直後こそ最初に手を付ける価値があります。
SEO対策・オウンドメディア運用


SEOとは検索エンジン最適化の略で、Google検索などで自院のホームページを上位に表示させるための対策です。
歯科の悩みに関する情報を発信するオウンドメディア(自院が運営するブログなどのメディア)を継続的に作成することで、検索経由での流入を増やせます。
たとえば、「地域名 矯正歯科」「親知らず 痛い」といった、患者が実際に検索するキーワードに沿った記事を用意すると、悩みの解決を通じて自院への信頼を高めやすくなります。
記事のテーマは、予防歯科や自費診療に関する内容など、自院の強みと関連づけて選ぶと、集客とブランディングを同時に進めやすくなります。
広告費をかけずに集客できる点が大きなメリットですが、上位表示までには数か月程度の時間がかかるため、中長期施策として取り組む必要があります。
リスティング広告


リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索結果画面に表示される検索連動型の広告です。
「地域名 歯医者」といったキーワードで検索した患者に対し、今すぐ受診先を探している層へ直接アプローチできる点が大きなメリットです。
クリック課金型の料金形式が一般的で、予算に応じて配信量を調整できるため、開業直後の歯科医院でも取り組みやすい施策といえます。
一方で、競合が多いキーワードほどクリック単価が上昇しやすいため、地域名や診療科目などのキーワードを絞り込むだけでなく、診療時間外の配信を抑えるなど、無駄なクリックを減らす運用の工夫が必要です。
SNS運用(Instagram・LINE公式アカウントなど)


SNSの運用は、認知度の向上や既存患者との関係構築に効果的な手段です。
院内の雰囲気やスタッフの人柄、予防歯科に関する情報発信などをInstagramやLINE公式アカウントで継続すると、医院への安心感や信頼につながります。
LINE公式アカウントは、予約のリマインドや定期検診の案内など、リピーター獲得のためのコミュニケーションツールとしても活用できます。
投稿テーマをあらかじめ月間カレンダーで決めておき、季節ごとのイベントや院内キャンペーンの告知と連動させると、負担を抑えながら発信を続けやすくなります。
ただし、成果が出るまでに時間がかかりやすく、投稿の企画や運用に一定のスタッフの工数が必要になる点はデメリットといえます。
歯科ポータルサイトへの掲載


出典:EPARK歯科
歯科ポータルサイトとは、複数の歯科医院の情報を一括で比較検討できるWebサイトのことです。
すでに一定数のユーザーが集まっているため、掲載するだけで比較的すぐに集客につなげられる点がメリットです。
ただし、都市部を中心に多くの医院が掲載されており、上位に表示されるためには追加費用が必要になるケースも少なくありません。
掲載を検討する際は、料金体系が固定制か成果報酬制かを事前に確認し、自院の利益率を圧迫しない範囲で活用することが重要です。
自院のホームページやSEO対策で長期的な集客基盤を整えながら、ポータルサイトは新患獲得の補完的な手段として活用するのがおすすめです。
Web集客のご相談、無料で承ります
「何から手をつければいいか分からない」段階でも大丈夫です。制作会社の視点で、いま本当にやるべきことを一緒に整理します。
受付時間/平日10:00〜19:00(土日祝を除く)
歯科医院におすすめのオフライン集客方法3選


オンライン集客だけでなく、地域に根ざしたオフラインの集客方法も、歯科医院にとって依然として重要な手段です。
特に、開業直後や高齢の患者層への訴求では、対面や紙媒体での接点が信頼構築に大きく寄与します。
オフラインの集客方法としては、以下の3つの施策を押さえておきましょう。
- チラシ・ポスティング
- 看板・街頭広告
- 内覧会・セミナーの開催
チラシ・ポスティング
チラシやポスティングは、特定のエリアに絞って情報を届けられる施策です。開業前後のタイミングで配布することで、周辺住民に自院の存在を知ってもらうきっかけをつくれます。
診療科目や診療時間、駐車場の有無など、来院を検討する際に気になる情報を具体的に盛り込むと、問い合わせにつながりやすくなります。
一方で、多くのチラシはすぐに破棄されてしまうため、開院記念キャンペーンなど保存したくなる特典を記載する工夫も効果的です。
あわせて、地域の子育て世帯が多いエリアかどうかなど、配布先の特性に応じて訴求内容を変えることで、反応率を高められる場合もあります。
看板・街頭広告
看板や街頭広告は、地域住民に対して継続的に自院の存在を認知してもらえる施策です。
一度設置すれば長期間にわたって露出できるため、広告費に対する費用対効果が高くなりやすい特徴があります。
設置場所は、通勤や通学の動線上にあるエリアや、医院の近隣など、視認性の高い場所を選ぶことが重要です。
あわせて、電話番号やホームページのQRコードを大きく表示し、看板を見た人がその場でスマートフォンから問い合わせできる導線を用意しておくと、認知から行動への転換率を高められます。
診療科目や専門領域(インプラントやホワイトニングなど)を絞って表示することで、通りがかった人の記憶に残りやすくなる工夫も有効です。
内覧会・セミナーの開催
内覧会は、開業前後の歯科医院が地域住民に院内の様子を知ってもらう有効な機会です。
実際に診療チェアや設備を見てもらうことで、来院前の不安をやわらげ、安心感を持って受診してもらいやすくなります。
また、予防歯科や子どもの歯並びなどをテーマにしたセミナーを開催すれば、まだ受診を具体的に検討していない潜在層にもアプローチできます。
開催時には、無料の歯科相談や簡単な口腔内チェックを組み合わせることで、参加のハードルを下げつつ来院につなげやすくなります。
開催後にはアンケートを実施し、参加者の関心事を把握しておくと、その後の情報発信やホームページの改善にも活かせます。
新患だけでなくリピーター獲得も重要な理由


歯科医院の集客というと新患の獲得ばかりに目が向きがちですが、安定した医院経営には、既存患者に定期的に通院してもらうリピーター獲得の視点も欠かせません。歯科治療は一度で終わるものではなく、定期検診やメンテナンスを通じて継続的な来院が見込める診療領域です。
新患の獲得には広告費や時間などのコストがかかる一方で、リピーターは信頼関係がすでに築かれているため、比較的少ない労力で来院につながりやすいという特徴があります。
具体的には、次の受診日をその場で案内する、LINE公式アカウントで定期検診のリマインドを送るといった地道な取り組みが、予約のキャンセル防止や再来院の促進につながります。
あわせて、診療後のちょっとした声かけや、待合室での丁寧な対応など、日々のコミュニケーションの積み重ねも、患者の継続的な来院意欲を左右する要素となります。
新患獲得の施策とあわせて、リピーターを維持する仕組みを整えることが、長期的に安定した医院経営を実現するポイントです。
インプラントや矯正など自費診療の集客を強化するポイント
保険診療だけでなく、インプラントや矯正歯科、ホワイトニングといった自費診療の患者を増やすことも、医院経営の安定につながる重要な視点です。
自費診療は保険診療に比べて単価が高く、収益の柱として位置づけている歯科医院も少なくありません。
自費診療の集客を強化するには、治療のメリットだけでなく、費用やリスク、治療期間などの情報を丁寧に説明し、患者が納得したうえで選択できる状態をつくることが重要です。
ホームページやオウンドメディアで自費診療に関する専門的な情報を発信し、興味を持った患者からの相談につなげる導線を整えるとよいでしょう。導入事例や治療の流れを写真つきで紹介すると、患者が治療後のイメージを具体的に持ちやすくなり、相談への心理的なハードルを下げる効果も期待できます。
あわせて、院内でのカウンセリング時間を十分に確保し、不安や疑問を解消できるコミュニケーションを心がけることも、自費診療の選択につながる大切な要素です。
Web集客のご相談、無料で承ります
「何から手をつければいいか分からない」段階でも大丈夫です。制作会社の視点で、いま本当にやるべきことを一緒に整理します。
受付時間/平日10:00〜19:00(土日祝を除く)
歯科医院の集客に関するよくある質問
歯科医院の集客に関して、院長や事務長からよく寄せられる質問にお答えします。
特に、次のような声が多く寄せられます。
- 施策を検討する段階では予算感がつかめない
- 開業直後にどこから手をつければよいかわからない
- 口コミが少ない状態でMEO対策が有効なのか判断できない
- 外注先の選び方がわからない
導入前に生じやすい疑問を中心に、実務で判断に迷いやすいポイントを順番に取り上げていきますので、ぞれぞれチェックしてみてください。
集客にはどのくらいの予算が必要ですか?
必要な予算は、選ぶ施策や地域の競争環境によって大きく異なります。
MEO対策やSNS運用は無料で始められる一方、リスティング広告やポータルサイトへの掲載は、月数万円程度から始められる場合もあり、競合が多いエリアではクリック単価や掲載料が高くなる傾向があるからです。
目安として、都市部で複数の施策を組み合わせる場合は月10万円以上の予算を確保する歯科医院も少なくありません。
まずは無料で始められる施策から着手し、成果を見ながら広告費を投下する施策を段階的に増やしていく方法がおすすめです。
開業直後はどの施策から始めるべきですか?
開業直後は、地域住民への認知拡大を優先することが重要です。
まずはGoogleビジネスプロフィールへの登録によるMEO対策と、基本情報が整ったホームページの用意から着手しましょう。
あわせて、開業を知らせるチラシやポスティングを実施することで、周辺エリアへの認知を短期間で広げられます。開業から数か月間は、口コミがまだ少ない時期にあたるため、来院した患者へ丁寧に口コミ投稿を依頼する取り組みも並行して進めておくとよいでしょう。
SEO対策やオウンドメディア運用は効果が出るまでに時間がかかるため、開業初期から並行して準備を進めておくと、中長期的な集客基盤づくりに役立ちます。
口コミが少ない医院でもMEO対策は効果がありますか?
口コミが少ない状態でも、Googleビジネスプロフィールの基本情報を充実させることで、一定の効果は期待できます。
診療時間や診療内容、写真などの情報を丁寧に登録するだけでも、検索結果での見え方は改善されます。
ただし、口コミの件数や評価は表示順位に影響する要素のひとつのため、来院した患者へ口コミ投稿を依頼するなど、地道に口コミを増やす取り組みをあわせて行うことで、より高い効果が見込めます。
依頼する際は、会計時に声をかける、来院後のメッセージに投稿用のリンクを添えるなど、患者の負担にならない自然なタイミングを選ぶことも大切です。
集客を外注する場合の選び方のポイントは?
外注先を選ぶときは、歯科業界特有の医療広告ガイドラインを理解している業者かどうかを確認することが重要です。
過去の支援実績や、具体的な改善事例を確認し、自院と同じような規模や診療科目の歯科医院を支援した経験があるかを聞いてみるとよいでしょう。
契約前には、成果指標として何をもって効果とするかをすり合わせておくことも重要で、問い合わせ件数だけでなく来院数まで追跡してもらえるかどうかも確認しておくと安心です。
また、施策を丸投げにするのではなく、定期的な報告やデータの共有を受けられる体制があるかどうかも、外注先選びの重要な判断基準になります。
まとめ
今回は、歯科医院が実践できる集客方法と、医療広告ガイドラインで気をつけたい注意点などについて解説しました。
歯科医院の数が増え競争が激化するなかでも、以下の4つのステップに沿って施策を進めることで、着実な成果につなげられます。
- ステップ1|自院の強みとターゲットを明確にする
- ステップ2|予算と施策の優先順位を決める
- ステップ3|施策を実行してデータを計測する
- ステップ4|効果検証と改善を繰り返す
ホームページやMEO対策などのオンライン施策と、チラシや看板などのオフライン施策を組み合わせることが、安定した新患獲得への近道です。また、新患の獲得だけでなく、リピーターの維持や自費診療の強化も長期的な医院経営の安定には欠かせない視点です。
開業直後にまず着手する3つ
- Googleビジネスプロフィールの登録と情報の充実(無料)
- 診療内容・アクセス・予約方法が整ったホームページ
- 周辺エリアへのチラシ・ポスティング
すべての施策を一度に始める必要はなく、自院のリソースや予算に合わせて優先順位をつけながら、無理のない範囲で取り組みを広げていくことが、長続きする集客体制につながります。
まずは自院に合った施策をひとつ選び、できるところから取り組んでみてください。地道な取り組みの積み重ねが、ターゲットとする新患の獲得と、安定した医院経営につながっていきます。
「自院にはどの施策が向いているのか判断がつかない」という方は、私たちらいとなうが提供する無料のWeb集客相談を利用してみるのもひとつの方法です。現状のホームページやMEO対策の課題を客観的に把握したうえで、次の一手をともに検討いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
記事の内容で気になる点があれば、そのままご相談ください。売り込みはしません。現状をうかがって、いま優先すべきことを整理するところからお手伝いします。
受付時間/平日10:00〜19:00(土日祝を除く)










