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【初めてのSEO対策】初心者向けの無料で簡単なやり方をわかりやすく解説!

  • URLをコピーしました!
  • Webサイトを作ったけど、どうやって人を集めたらいいかわからない…
  • SEO対策って専門用語が多くて難しそう…
  • お金をかけずに無料で集客する方法が知りたい!

こんな悩みにお答えします。

Webサイトやブログを立ち上げたものの、思うようにアクセスが集まらずに悩んでいませんか。集客方法の一つとして『SEO対策』はとても重要ですが、初心者には難しく感じられるかもしれません。

しかし、基本的なやり方さえ押さえれば、専門知識がなくても無料で簡単に始められるんです。

この記事では、以下の内容について網羅的にお伝えしていきます。

  • SEO対策とは?検索順位を上げるための基本
  • SEO対策を行うことで得られる5つのメリット
  • SEO対策を始める前に知っておきたい3つの心構え
  • 【7ステップ】初心者でも簡単!SEO対策の基本的な進め方
  • これだけは押さえたい!SEO対策の3つの基本施策
  • 初心者が注意すべきSEO対策のNG例
  • SEO対策に役立つおすすめ無料ツール5選

この記事を読めば、SEOの全体像を理解し、今日から何をすべきかが明確になります。

SEO初心者にピッタリの内容ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

SEO対策とは?検索順位を上げるための基本を解説!

SEO対策とは「SearchEngineOptimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。

具体的には、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、特定のキーワードが検索された際に、自社のWebサイトをより上位に表示させるための取り組み全般を指します。

検索順位が上がることで、サイトを訪れる人が増え、商品やサービスの認知度向上、そして最終的な売上アップにつながります。

まずはSEOの基本となる仕組みや重要性を理解し、SEO対策の基礎を固めましょう。

検索エンジンに評価される仕組み

検索エンジンは、主に3つのステップでWebサイトを評価し、検索順位を決定しています。

①クロール

クローラーと呼ばれるロボットが、世界中のWebサイトを巡回して情報を収集する

②インデックス

クローラーが収集した情報を、検索エンジンの巨大なデータベースに登録する

③ランキング

ユーザーが検索したキーワードに対し、インデックスされた情報の中から、独自のアルゴリズムに基づいて最も役立つと判断されたページを順位付けして表示する

この仕組みを理解し、クローラーにサイトを見つけてもらいやすく、かつ内容を正しく評価してもらえるようなサイト作りをすることが、SEO対策の基本的な知識となります。

SEO対策がWebサイト集客に重要な理由

Webサイトで集客を行うなら、SEO対策は切っても切り離せません。

その理由は、検索上位に表示されると多くのユーザーの目に留まりやすくなり、Webサイトへのアクセス数を伸ばしやすくなるからです。また、検索を通じてサイトを訪れるユーザーは、特定の悩みや目的を持っている可能性が高いためです。

たとえば、何か商品を探している人は、その商品名で検索します。このようなユーザーは購買意欲が高く、質の良い見込み客になり得ます。

Web広告も集客方法の一つですが、広告費を払い続けなければなりません。一方、SEO対策で上位表示を達成できれば、広告費をかけずに継続的な集客が期待できます。

主要検索エンジンの世界シェア

長期的な視点で見れば、SEOは費用対効果の高い集客手法であり、Webサイト運営で必ずやるべきことの一つといえるでしょう。

検索エンジンのトップシェアは『Google』

SEO対策を実施するうえで、どの検索エンジンを意識すべきか考える必要があります。

結論から言うと、基本的には『Google』の検索エンジンを対象に施策を行えば問題ありません。

なぜなら、下図のように日本国内の検索エンジン市場では、Googleが圧倒的なシェアを誇っているからです。

日本国内における検索エンジンのシェア率

次いでYahoo!JAPANがありますが、Yahoo!はGoogleの検索アルゴリズムを採用しているため、Google向けの対策がそのままYahoo!での評価にもつながります。

つまり、日本の検索流入の大部分は、Googleの考え方を理解することで獲得できるのです。そのため、プロの現場では、SEO対策とは実質的に「Google対策」であると認識されており、Googleの評価基準に沿った施策を実施することが最も効率的なのです。

AIの活用自体は悪ではない

近年、SEO対策の分野でもAIの活用が進んでいます。特にコンテンツ作成において、AIは記事制作の時間を短縮してくれる便利なツールです。

Googleの公式見解でも、AIを使って有用なコンテンツを作成すること自体は問題ないとされています。そのため、初心者の方がAIを活用して記事作成の補助とすることは、むしろ推奨される方法といえるでしょう。

ただし、使い方には注意が必要です。AIが生成した文章を、内容のチェックや編集をしないまま公開するのは避けましょう。

なぜなら、情報が不正確であったり、独自性に欠けたりする可能性があり、SEO評価に悪影響を及ぼすかもしれないからです。

AIはあくまで下書きやアイデア出しのツールとして活用し、最終的には人間の目で内容を精査(ファクトチェック)し、ご自身の体験や自社しか持たない調査結果など、オリジナルの情報(一次情報)を加えることが質の高いコンテンツ作成につながります。

SEO対策を行うことで得られる5つのメリット

SEO対策には時間と手間がかかりますが、それに見合うだけの大きなメリットがあります。

具体的には以下のように、ビジネスの成長に直結するさまざまな効果が期待できるからです。

  • Webサイトへのアクセス数増加が期待できる
  • 少ない費用で継続的な集客効果が見込める
  • 潜在層へアプローチして顧客を育成できる
  • 企業のブランディングにつながる
  • コンテンツがWebサイトの資産になる

これらのメリットを理解することで、SEO対策に取り組むモチベーションも高まるはずです。

SEO対策をやることで得られる5つのメリットについて、それぞれ順に見ていきましょう。

①Webサイトへのアクセス数増加が期待できる

SEO対策の最も直接的で大きなメリットは、Webサイトへのアクセス数の増加です。

検索結果で上位に表示されるほど、ユーザーの目に留まる機会が増え、サイトをクリックしてもらえる確率が高まるからです。

特に、検索順位1位のクリック率は10位のサイトに比べて10倍以上高いというデータもあります。下図のように、多くのユーザーは検索結果の1ページ目、特に上位数件のサイトしか見ない傾向があるのです。

そのため、自社の商品やサービスに関連するキーワードで上位表示を達成できれば、関心の高いユーザーを継続的にWebサイトへ集めることが可能になります。

②少ない費用で継続的な集客効果が見込める

SEO対策は、他のWeb集客手法と比較して費用対効果が高い点も大きなメリットです。

たとえば、リスティング広告は費用を支払っている間しか効果がありませんが、SEOは一度上位表示されれば、無料で継続的にアクセスを集め続けられます。

もちろん、コンテンツ作成にかかる人件費や時間は必要ですが、広告費のように直接的なコストはかかりません。

長期的な視点で見れば、広告に依存しない安定した集客基盤を築くことができ、Webマーケティング全体のコスト削減につながります。

特に、予算が限られている中小企業や個人事業主にとって、SEOは強力な武器となり得ます。

③潜在層へアプローチして顧客を育成できる

SEO対策は、今すぐ商品を購入したい「顕在層」だけでなく、まだ自分の悩みが漠然としている「潜在層」にもしっかりアプローチできる強みがあります。

たとえば、「ニキビ 治し方」と検索するユーザーは、特定の化粧品を探しているわけではありませんが、肌に関する悩みを抱えています。

こうした悩みに寄り添うコンテンツを提供することで、早い段階でユーザーと接点を持ち、信頼関係を築くことができます。

有益な情報を提供し続けることで、ユーザーが将来的に商品を購入する際に、自社を第一候補として選んでくれる可能性が高まるからです。

このように、未来の顧客を育成できるのもSEOの大きなメリットです。

④企業のブランディングにつながる

特定の分野のキーワードで常に検索上位に表示されることは、企業のブランディング効果にもつながります。

たとえば、Webマーケティングに関する情報を調べるたびに、同じ会社のサイトが上位に表示されていたら、ユーザーはその会社を『Webマーケティングの専門家』として認識するようになります。

このように、特定の分野における第一人者としての地位を確立できれば、企業やサービスに対する信頼性や権威性がより一層高まります。

その結果、ユーザーから「この分野なら、あの会社が一番くわしい」と認知され、指名検索(会社名やサービス名での検索)の増加も期待できるのです。

⑤コンテンツがWebサイトの資産になる

SEO対策を通じて作成した質の高いコンテンツは、時間が経ってもWebサイト上に残り続け、価値を生み出す『資産』となります。

広告は費用を止めれば効果がなくなりますが、コンテンツは一度作成すれば、半永久的に集客やブランディングに貢献してくれる可能性があるからです。

記事が増えれば増えるほど、Webサイト全体の情報量が豊富になり、テーマ性も強化されるため、検索エンジンからの評価も高まりやすくなります。

一つひとつのコンテンツが積み重なることで、Webサイト全体が強力な集客装置となり、企業の永続的な財産として機能するのです。

SEO対策を始める前に知っておきたい3つの心構え

SEO対策は、すぐに結果が出る魔法の杖ではありません。

正しい知識を持って取り組まなければ、時間と労力が無駄になることも。成果を出すためには、いくつかの重要な心構えを理解しておくことが不可欠です。

ここでは、SEO対策を始める前に知っておきたい心構えとして、以下の3つのポイントを解説します。

  • 検索順位が上がるまでには時間がかかる
  • Googleが重視する評価基準『E-E-A-T』を理解する
  • 定期的な情報更新やメンテナンスが必須

これらのポイントを押さえておけば、途中で挫折することなく、着実に成果へとつなげることができます。

①検索順位が上がるまでには時間がかかる

SEO対策を始める上で最も重要な心構えは、成果が出るまでには時間がかかるという点です。

新しい記事を公開しても、すぐに検索結果の上位に表示されることはほとんどありません。

一般的に、Googleがサイトを評価し、順位が安定するまでには最低でも3ヶ月から半年、場合によっては1年以上かかることも。特に、立ち上げたばかりの新しいサイトや、競合がひしめく人気のキーワードでは、上位表示はさらに難しい道のりになります。

短期的な結果を求めず、焦らずにコツコツと質の高いコンテンツを作り続ける、長期的な視点を持つことが成功への鍵となります。

②Googleが重視する評価基準『E-E-A-T』を理解する

現在のSEO対策では、Googleがコンテンツの品質を評価するために用いる『E-E-A-T』という基準を理解することが不可欠です。

E-E-A-Tは、以下の4つの要素の頭文字を取った言葉です。

  • Experience(経験):コンテンツの作成者が、そのテーマについて実体験に基づいているか
  • Expertise(専門性):その分野における高い知識や技術を持っているか
  • Authoritativeness(権威性):その分野の第一人者として広く認知されているか
  • Trust(信頼性):情報が正確で、信頼できるサイトであるか

これらの知識を念頭に置き、ユーザーに信頼される質の高い情報を提供することを常に意識し、コンテンツを作成しましょう。

③定期的な情報更新やメンテナンスが必須

SEO対策は、記事を一度公開したら終わりではありません。

むしろ、公開してからがスタートです。

インターネット上の情報は日々変化するため、公開した記事の内容も時間とともに古くなっていきます。情報が古いままだと、ユーザーの役に立たなくなり、検索順位も下がってしまう可能性があるからです。

そのため、定期的に記事の内容を見直し、最新の情報に更新したり、よりわかりやすい表現に修正したりする『リライト』という作業が欠かせません。

公開後も継続的にメンテナンスを行うことが、上位表示を維持・向上させるためにやるべきことです。

【7ステップ】初心者でも簡単!SEO対策の基本的な進め方

ここからは、SEO対策の具体的な進め方を7つのステップに分けて解説します。

  • 【ステップ1】ユーザーの悩みを解決できる情報を考える
  • 【ステップ2】対策キーワードを選ぶ
  • 【ステップ3】競合記事をリサーチ・分析する
  • 【ステップ4】ユーザーの意図を分析してタイトル・記事構成を作る
  • 【ステップ5】ユーザーの悩みを解決するコンテンツを書く
  • 【ステップ6】Googleに評価されやすいサイトにする内部設定を行う
  • 【ステップ7】公開後は効果測定とリライトを行う

何から手をつければ良いかわからない初心者の方でも、この手順に沿って一つずつ進めていけば、基本的なSEO対策を実践できます。

難しい専門知識は一旦置いておき、まずはこの簡単なやり方をマスターすることから始めましょう。

【ステップ1】ユーザーの悩みを解決できる情報を考える

SEOコンテンツ作成の基本は、ユーザーの悩みを解決する情報を提供することです。

そのため、最初のステップとして「誰の、どんな悩みを解決するのか?」を具体的に考えることが重要になります。

具体的には下図のように、年齢や性別、職業、そして何に困っているのかなどを具体的に設定しましょう。

  • 性別:男性
  • 年齢:32歳
  • 職業/職種:大手メーカー勤務
  • 企業規模:従業員8,000人超の大企業
  • 企業の現状:新商品のリリースも好調で、近年の業績は右肩上がり
  • 企業がもっとも解決したい課題:Webサイトからの顧客獲得に注力していきたい
  • 他に気になっている課題:競合他社よりもWeb集客が劣っている点

このように自社のサービスや商品を利用するであろうユーザーは、どのような人物なのかを具体的にイメージすることで、提供すべき情報の内容が明確になります。このユーザー像を明確にすることが、効果的なSEO対策のファーストステップです。

【ステップ2】対策キーワードを選ぶ

次に、ステップ1で考えたユーザーが、悩みを解決するためにどのような言葉で検索するかを考え、具体的な「対策キーワード」に落とし込みます。

キーワードには、検索数が多い「ビッグキーワード」や、複数の単語を組み合わせた「ロングテールキーワード」などがあります。初心者におすすめなのは、ロングテールキーワードから狙う方法です。

たとえば「SEO」というビッグキーワードよりも、「seo対策 初心者 やり方」のようなロングテールキーワードの方が、競合が少なく上位表示しやすいうえに、ユーザーの意図が明確なため成果につながりやすいからです。

目安としては、月間検索ボリュームが100〜1,000程度のキーワードを選ぶことをおすすめします。

これらの手順を参考にし、ユーザーの悩みに合ったキーワードを選びましょう。

【ステップ3】競合記事をリサーチ・分析する

対策キーワードが決まったら、実際にそのキーワードで検索し、上位に表示されている競合サイトの記事をリサーチ・分析します。

SEOの考え方では、上位表示されている記事が「Googleが現時点で最もユーザーのニーズを満たしていると評価している答え」と捉えます。

そのため、上位10サイト程度の記事をチェックし、どのような見出しや記事構成で、どんな内容がどういう順番で書かれているかを分析することが重要です。特に上位3〜5記事は入念にチェックしておきましょう。

多くの競合記事に共通して含まれている情報は、ユーザーが求めている必須のトピックである可能性が高いからです。

これらのリサーチ・分析を通じて、自分の記事に盛り込むべき内容を洗い出していきます。

【ステップ4】ユーザーの意図を分析してタイトル・記事構成を作る

競合分析で得た情報をもとに、記事の設計図となる記事構成を作成します。

まず、対策キーワードを検索するユーザーが「何を知りたいのか?」「どんな問題を解決したいのか?」という背景(検索意図)を深く考えます。

そして、その検索意図を満たすために、どのような情報を、どのような順番で伝えれば最も分かりやすいかを考え、見出しの構成(h2、h3など)に落とし込んでいきます。

この構成案作りは、家を建てる前の設計図と同じくらい重要な手順です。

また、タイトルはユーザーが最初に目にする部分なので、キーワードを含めつつ、思わずクリックしたくなるような魅力的なものにしましょう。

【ステップ5】ユーザーの悩みを解決するコンテンツを書く

作成した構成案に沿って、いよいよ本文を執筆します。この手順で最も大切なのは、常に「ユーザーの悩みを解決する」という視点を忘れないことです。

ただ情報を並べるのではなく専門用語を避け、初心者にも理解できる簡単な言葉で、丁寧に解説することを心がけましょう。弊社のWebライターも「小学5年生でも理解できる文章をライティングを心がけている」と日頃から意識しています。

また、自身の体験談や独自の分析など、競合のコンテンツにはないオリジナルの情報を加えることで、記事の価値はさらに高まります。

ユーザーが最後まで飽きずに読め、読み終えたときに「疑問が解決した」と感じてもらえるようなコンテンツを目指しましょう。

では、読者にとってわかりやすい記事を書くためのライティングテクニックについてもご紹介します。

PREP法

PREP法は、分かりやすく説得力のある文章を書くためのフレームワークの一つです。

以下の4つの要素の頭文字から名付けられています。

  • Point(要点・結論):まず、伝えたいことの結論を述べる
  • Reason(理由):次に、その結論に至った理由を説明する
  • Example(具体例):そして、理由を裏付ける具体的な事例やデータを挙げる
  • Point(要点・結論):最後に、もう一度結論を述べて締めくくる

この構成で話を進めることで、読み手は最初に話のゴールを理解できるため、内容が頭に入りやすくなります。

ブログ記事だけでなく、ビジネスの報告書やプレゼンテーションなど、さまざまな場面で活用できる非常に便利な文章構成術ですので、ぜひ参考にしてみてください。

SDS法

SDS法も、PREP法と同様に、話を分かりやすく伝えるための代表的なフレームワークです。

以下の3つの要素で構成されます。

  • Summary(概要):まず、話の全体像や要点を簡潔に伝える
  • Details(詳細):次に、概要で述べた内容について、具体的な詳細を説明する
  • Summary(概要):最後に、もう一度全体のまとめとして要点を繰り返す

最初に全体像を示すことで、聞き手や読み手は話の構造を把握しやすくなり、その後の詳細な説明もスムーズに理解できます。

この手法は、ニュース番組やスピーチなどでよく用いられています。特に、記事の冒頭で全体像を示したり、最後に内容を要約したりする際に活用すると効果的です。

【ステップ6】Googleに評価されやすいサイトにする内部設定を行う

良質なコンテンツを作成するだけでなく、その内容を検索エンジンに正しく理解してもらうための技術的な設定も重要です。

これを「内部SEO」や「内部対策」と呼びます。初心者には難しく聞こえるかもしれませんが、基本的な設定はそれほど複雑ではありません。

特にWordPressのようなCMS(コンテンツ管理システム)を利用している場合、多くの設定はテーマやプラグインが補助してくれます。

以下では、SEOで評価を得るために必要な、この段階で初心者が取り組んでおきたい内部対策についてご紹介します。

メタディスクリプションを設定する

メタディスクリプションとは、検索結果でページのタイトルの下に表示される、そのページの内容を要約した文章のことです。

この設定が直接検索順位を上げるわけではありませんが、ユーザーがどのページをクリックするかを決める際の重要な判断材料となります。

ユーザーからクリックされる頻度が多くなれば、結果的にSEOでの評価を上げることにつながります。

そのため、対策キーワードを含めつつ、記事を読むことでどんなメリットがあるのかを簡潔にまとめることが重要です。文字数は100〜120文字程度を目安にしましょう。

文字装飾などのコーディングをする

文字だらけのコンテンツになって読者からの離脱を招かないためにも、以下のように読者にとって読みやすい工夫をしておきましょう。

  • 太字にする
  • マーカーを引く
  • イラストや画像、動画を入れる
  • 改行する
  • 内部リンクを設置する

たとえば、パッと見たときに下図の左右では、左側の方が文字が多くて「なんだか読むのが大変そう」「読む気が失せる」と感じる方もいるかと思います。

このようにせっかく書いたコンテンツも最後まで読まれなければ意味がありませんので、読者にしっかり読んでもらえる工夫を心がけましょう。

ただし、文字装飾などをやりすぎて、かえって読みにくいコンテンツにならないように要注意です。

文章にタグを付ける

SEO対策では、HTMLタグを適切に使い、文章の構造を検索エンジンに正しく伝えることが重要です。

インターネット上で表示されるページはHTMLで記述されていますが、これらのタグが適切に設置されていないと、クローラーがWebサイトの詳細を正しく評価できない可能性があるからです。

難しく考える必要はなく、特別なスキルも要りません。具体的には以下のような設定を行いましょう。

  • タイトルにはタイトルタグ
  • 見出しにはh2やh3といった見出しタグ
  • 重要な文字を強調するstrongタグ
  • 箇条書きを示すリストタグ
  • コンテンツ内の画像にはaltタグ(代替テキスト)

GoogleのAIは、文章に付けられたHTMLタグを手がかりにして、その構成や内容を理解しています。そのため、ユーザーだけでなくGoogleにとってもわかりやすい文章構造にすることがSEO対策では欠かせません。

これらのタグを適切に活用することで、文章の論理的な構成が明確になり、Googleにコンテンツの内容を正確に伝えることができます。結果として、Webサイトの評価向上につながるのです。

【ステップ7】公開後は効果測定とリライトを行う

記事を公開したら、それで終わりではありません。SEO対策は、公開後の効果測定と改善のサイクルを回し続けることが非常に重要です。

詳しくは後述しますが、Google Search Consoleなどのツールを使って、公開した記事の以下のようなデータを確認します。

  • どのようなキーワードで表示されているか
  • Google検索結果の何位に表示されているか
  • ユーザーからどのくらいクリックされているか

Google Search Consoleのレポートを基に、順位が伸び悩んでいる記事や、情報が古くなった記事を見つけ出し、内容を修正・追記するリライトという作業を行います。

この地道な改善作業を繰り返すことが、長期的に安定した成果を出すための最も確実な方法なのです。

これだけは押さえたい!SEO対策の3つの基本施策

SEO対策と一言でいっても、その内容は多岐にわたります。

しかし、その施策は以下のように、大きく3つの種類に分類できます。

  • コンテンツSEO
  • 内部SEO(内部施策)
  • 外部SEO(外部施策)

これらはSEOを構成する基本的な要素であり、どれか一つだけをやるべきことではなく、3つをバランス良く進めることが重要です。

ここでは、初心者がまず押さえておくべき、それぞれの施策の役割とやるべきことの基本を解説します。

①有益なコンテンツを作成する『コンテンツSEO』

コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図に沿った、質の高い有益なコンテンツ(ブログ記事やWebページ)を作成し、発信することで検索流入を目指す手法です。

これまで説明してきたキーワード選定や記事作成といった一連の流れは、このコンテンツSEOに該当します。

現在のGoogleは、小手先の技術的なテクニックよりも、ユーザーにとって本当に役立つ情報が掲載されているかを最も重視しています。

そのため、このコンテンツSEOは、すべてのSEO施策の土台となる最も重要なやるべきことであり、特に初心者が最初に取り組むべき施策といえます。

②Webサイトの構造を最適化する『内部SEO(内部施策)』

内部SEOとは、検索エンジンがWebサイトの情報を発見しやすく、かつコンテンツの内容を正しく理解できるように、サイトの内部構造を最適化する施策のことです。

どれだけ素晴らしいコンテンツを作っても、サイトの構造が複雑でわかりにくければ、検索エンジンに正しく評価されない可能性があります。

具体的な施策としては、まずは以下の3つは着手しておきましょう。

  • 適切なHTMLタグの設定
  • Webページの表示速度の改善
  • XMLサイトマップの作成

WordPressを利用している場合、テーマやプラグインの機能で対応できる部分も多いため、コンテンツSEOと並行してやるべき基本的な施策です。

適切なHTMLタグの設定

上述したようにHTMLタグは、Webページ内の文章や画像などの要素が、どのような意味を持つのかを検索エンジンに伝えるための目印となります。

代表的なタグには、ページの主題を示すタイトルタグ、文章の骨格となる見出しタグ(h2,h3など)があります。

各要素に適切なタグを正しく設置し、ページの内容をクローラーに正確に伝えられるようにしておきましょう。

Webページの表示速度の改善

Webページの表示速度は、ユーザーの満足度に直結するため、SEOにおいて非常に重要な評価項目の一つです。

ページの読み込みが遅いと、ユーザーは待ちきれずに離脱してしまい、それがサイトの評価を下げる原因になるからです。

ページの表示速度が遅くなる主な原因の一つが、ファイルサイズの大きな画像データです。そのため、Webサイトに画像を掲載する際は、画質を極端に落とさない範囲で、専用のツールなどを使ってファイルサイズを圧縮(軽量化)しておきましょう。

ページの表示速度はPageSpeed Insightsを使えば、誰でも簡単に調べられます。

PageSpeed Insights

ページスピードを早く保てると、ユーザー体験が向上し、SEO評価にも良い影響を与えます。

XMLサイトマップの作成

XMLサイトマップとは、Webサイト内にあるすべてのページのURLをリスト形式で記述したファイルのことです。

このファイルを検索エンジンに送信することで、クローラーに対してサイト全体の構造を効率的に伝えられます。

これにより、クローラーがサイト内のページを漏れなく発見し、インデックス(データベースへの登録)を促す効果があります。特に、ページ数が多い大規模なサイトや、公開したばかりで外部リンクが少ないサイトにとっては重要です。

WordPressを使っていれば、プラグインで簡単に作成・自動更新ができるため、必ず設定しておきましょう。

③外部サイトからの評価を高める『外部SEO(外部施策)』

外部SEOとは、主に他のWebサイトから自サイトへのリンク(被リンク)を獲得することで、サイトの評価を高める施策です。

検索エンジンは、多くの質の高いサイトからリンクされているサイトを「信頼性が高く、権威があるサイト」と判断する傾向があります。いわば、インターネット上での「推薦状」のようなものです。

ただし、初心者が意図的に質の高い被リンクを獲得するのは非常に難易度が高いことを覚えておきましょう。そのため、まずはやるべきこととして、質の高いコンテンツ作りに集中しましょう。

本当にユーザーの役に立つコンテンツは、自然とSNSでシェアされたり、他のサイトで紹介されたりして、結果的に被リンク獲得につながります。

初心者が注意すべきSEO対策のNG例

SEO対策では、良かれと思って行った施策が、実は検索エンジンからペナルティを受ける原因になることがあります。

特に、Googleが定めるガイドラインに違反する手法は『ブラックハットSEO』と呼ばれ、最悪の場合、検索結果からサイトが除外されてしまうリスクも伴います。

ここでは、初心者が知らず知らずのうちに陥りがちな、やってはいけないSEO対策のNG例を紹介します。

正しい知識を身につけ、リスクを避けて安全にWebサイトを育てていきましょう。

質の低いコンテンツの大量作成

かつてはWebサイトのページ数を増やすことがSEOに有効とされた時代もありましたが、現在のGoogleは「量より質」を圧倒的に重視しています。

ユーザーの役に立たない、内容の薄いページをいくら量産しても、サイト全体の評価を下げてしまう原因になりかねません。

たとえば、以下のようなコンテンツは低品質と判断されます。

  • 他のサイトからコピーしただけの文章
  • 数行程度の文字しかないページ
  • 特定のキーワードを不自然に繰り返すだけのコンテンツ

一つの記事に時間をかけてでも、ユーザーの悩みを深く掘り下げて解決する、質の高いコンテンツを作成することが最も重要です。

被リンクの大量購入

被リンクがSEO評価に有効であることから、過去にはお金を払ってリンクを購入する施策が横行しました。

しかし、現在ではGoogleはこのような人為的で不自然なリンク操作を厳しく禁じています。

現在、自社サイトとの関連性が低いサイトや、品質の低いWebサイトから大量の被リンクを購入する行為は、ペナルティの対象となる可能性が非常に高いため注意が必要です。

このような施策は、一時的に順位が上がることはあっても、長期的にはWebサイトの評価を大きく損なう危険性があります。

被リンクは購入するものではなく、良質なコンテンツを作成した結果として、自然に獲得することを目指しましょう。

AIで自動生成したものを無修正で利用

AIによるコンテンツ作成は非常に便利ですが、その使い方を誤るとSEOに悪影響を及ぼす可能性があります。

AIが生成した文章を、内容の確認や修正を一切行わずにそのまま公開することは避けましょう。

なぜなら、AIの情報は必ずしも正確ではなく、誤った情報を発信してしまう可能性があるからです。また、AIが生成しただけの独自性のないコンテンツは、ユーザーにとって価値が低く、Googleからスパムと見なされることもあります。

そのため、AIはあくまで補助ツールとして活用し、最終的には人間の目でファクトチェックや編集を行い、独自の視点や情報を加えるようにしてくださいね。

Google検索のガイドラインへの違反

GoogleはWebサイト運営者が遵守すべきルールとして「Google検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)」を公開しています。

Google 検索の基本事項

このガイドラインに違反する行為はペナルティを受け、検索順位を大幅に下げられたりインデックスから削除されたりする原因となります。

ガイドラインで禁止されている代表的な行為として、以下のようなものが挙げられます。

  • キーワードを不自然に詰め込む
  • ユーザーには見えないように文字やリンクを隠す
  • 他人のコンテンツを無断で複製する

検索順位を操作しようとする小手先のテクニックに頼らず、ユーザーのために誠実にWebサイトを運営することが基本であり最も確実な方法です。

SEO対策に役立つおすすめ無料ツール5選

SEO対策を効率的に効果的に進めるには、ツールの活用が欠かせません。

世の中には高機能な有料ツールも数多く存在しますが、初心者のうちはまず無料で使える基本的なツールから始めるのがおすすめです。

ここでは、Googleが公式に提供しているツールを中心に、データに基づいたサイト分析やキーワード選定に役立つ定番の無料ツールを5つ紹介します。

これらのツールを使いこなすことで、SEO対策の精度を格段に向上させることが可能です。

①検索される前の行動がわかる『Google Analytics』

Google Analytics(Googleアナリティクス)は、Webサイトにアクセスしたユーザーが「サイト内でどのように行動したか」を分析できる無料の高機能ツールです。

具体的には、以下のような情報を把握できます。

  • サイト全体のアクセス数
  • ユーザーの年齢層や地域
  • どのページがよく見られているか
  • 平均滞在時間

これらのデータを分析することで、ユーザーに人気のあるコンテンツや、逆にすぐに離脱されてしまう問題のあるページなどを特定し、サイト改善のヒントを得られます。

定期的にレポートを確認すればデータに基づいた改善ができる、Webサイト運営者にとって必須のツールです。

②検索された後の行動がわかる『Google Search Console』

Google Search Console(Googleサーチコンソール)は、ユーザーがGoogleで検索してからサイトにアクセスするまでの「サイト訪問前のデータ」を分析できる無料ツールです。

具体的には、以下のような情報を確認できます。

  • どのようなキーワードで検索結果に表示されているか
  • Google検索の順位
  • サイトの表示回数
  • クリック率

また、Googleからのペナルティ通知や、サイトの技術的な問題を知らせてくれる重要な役割も担っています。

SEO対策の成果を正確に測定し、改善点を発見するために、Googleアナリティクスとセットで必ず導入すべき必須ツールです。

③KWボリュームを把握できる『Googleキーワードプランナー』

Googleキーワードプランナーは、特定のキーワードが月間どのくらい検索されているか(検索ボリューム)を調査できるツールです。

Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できます。

SEO対策でキーワードを選定する際に、自分が狙おうとしているキーワードにどの程度の検索需要があるのかを把握するために非常に役立ちます。

また、対策キーワードに関連する新たなキーワードの候補も見つけてくれるため、コンテンツのアイデア出しにも活用できる便利なツールです。

④キーワード選定に役立つ『ラッコキーワード』

ラッコキーワードは、あるキーワードと一緒によく検索されている関連キーワード(サジェストキーワード)を、瞬時に大量取得できる非常に便利な無料ツールです。

たとえば、ユーザーが実際に検索窓に入力しているキーワードの組み合わせを、下図のように一覧で表示してくれます。

初心者でも直感的に使えるため、キーワード調査の第一歩としておすすめです。

⑤キーワード選定に役立つ『Ubersuggest(ウーバーサジェスト)』

Ubersuggestは、次のようなSEOに必要なさまざまな機能を備えた多機能ツールです。

  • キーワードの検索ボリューム調査
  • 関連キーワードの提案
  • 競合サイトの分析

キーワードを入力すると、そのキーワードの検索ボリュームやSEO難易度、クリック単価などをわかりやすく表示してくれます。

また、特定のWebサイトのURLを入力すると、そのサイトがどのようなキーワードで上位表示されているかや、被リンクの状況なども分析できます。無料でも利用できますが、1日に利用できる回数に制限があります。

基本的なSEO調査を幅広く行いたい場合に便利なツールです。

まとめ

今回は、初心者向けのSEO対策について、基本的な知識から具体的なやり方、無料で使えるツールまでを網羅的に解説しました。

SEO対策は覚えることが多く、難しく感じるかもしれません。しかし、今回紹介した基本的なステップや考え方を一つずつ実践していけば、専門知識がない初心者でも着実に成果を出すことが可能です。

おさらいになりますが、SEO対策で得られるメリットは以下の5つです。

  • Webサイトへのアクセス数増加が期待できる
  • 少ない費用で継続的な集客効果が見込める
  • 潜在層へアプローチして顧客を育成できる
  • 企業のブランディングにつながる
  • コンテンツがWebサイトの資産になる

これらのメリットを享受すべく、SEO対策を始める前には次の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 検索順位が上がるまでには時間がかかる
  • Googleが重視する評価基準『E-E-A-T』を理解する
  • 定期的な情報更新やメンテナンスが必須

具体的なSEO対策の進め方は、下記の7ステップを参考に進めてみてください。

  • 【ステップ1】ユーザーの悩みを解決できる情報を考える
  • 【ステップ2】対策キーワードを選ぶ
  • 【ステップ3】競合記事をリサーチ・分析する
  • 【ステップ4】ユーザーの意図を分析してタイトル・記事構成を作る
  • 【ステップ5】ユーザーの悩みを解決するコンテンツを書く
  • 【ステップ6】Googleに評価されやすいサイトにする内部設定を行う
  • 【ステップ7】公開後は効果測定とリライトを行う

SEO対策には『コンテンツSEO』『内部SEO』『外部SEO』とさまざまな施策がありますが、何よりも大切なのは常に『ユーザーのために』という視点を忘れないことです。

この記事を参考に、まずはあなたのサイトのユーザーが抱える悩みを一つ見つけ、それを解決するための記事を丁寧に作成することから始めてみてください。 それが、Webサイトからの集客を成功させるための、最も確実で大きな一歩となります。

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記事の監修者

1987年生まれ。株式会社らいとなう代表取締役社長。和歌山県出身。法政大学で生命機能学・筑波大学大学院で食品科学を専攻、Webマーケティング企業に入社。営業として勤務。2019年より個人事業主としてデジタルマーケティング支援をしながら、同業態にて2021年に法人化。「成果にこだわる」ことをモットーに脳みそをフル回転。

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